日本国国旗

在ケニア日本国大使館は、エリトリアセーシェルソマリアを兼轄しています。

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草の根・人間の安全保障無償資金協力

  • ラサンガ知事を表敬訪問した寺田大使
  • 日本とケニアの国旗を手に歓迎する児童
タイトル 「カラドロ西給水計画」に対する草の根・人間の安全保障無償資金協力の起工式典
日付 2015年4月29日(水)
場所 シアヤ郡 ウゲニャ県 ウクワラ地区 ノースウェスト・ウゲニャ区
案件名 カラドロ西給水計画
供与金額  86,343米ドル (8,375,271円)
出席者
合計約300名
概要  2015年3月に在ケニア日本大使館において贈与契約の署名式を行った「カラドロ給水計画」の起工式典がシアヤ郡において行われ、寺田大使が出席しました。本計画では、慢性的な水不足に悩むシアヤ郡ウゲニャ県カラドロ西地域5村の住民に、安全な水を安定的に供給します。供与品目は、全長6.5kmの導水管の敷設、給水塔1基、給水所5ヶ所、トイレ棟3棟です。

ムランボ自助グループは、カラドロ地域の住民の生活改善を目的に1993年に設立されました。同地域住民は、毎日片道5km以上離れた川や浅井戸まで水を汲みに行っていますが、その水源も住民の排泄物等により水質が汚染されています。そのため、水に関する感染症の発生が深刻です。一方で、同地域の北部に位置するマウナダムは、30,000人以上の住民に水を供給する能力を有していますが、シアヤ郡が水道管を敷設する資金を得られなかったため、ダムの総供給量のうち60%しか利用されていません。したがって、マウナダムからカラドロ地域に、より安全な生活用水を供給することを目的に本プロジェクトを実施します。

式典開始前、寺田大使はシアヤ郡のラサンガ知事を表敬訪問しました。その後、ラサンガ知事とともに導水管の敷設ルートを通って、式典会場へと向かいました。会場に到着すると、ケニアと日本の国旗を手にした児童による歓迎を受けました。寺田大使は式典で、日本の対ケニアの協力重点分野について紹介(経済インフラ整備、農業開発、環境保全、人材育成、保健・医療)し、5項目のうち農業開発、環境保全、保健・医療の3項目が水に関連した項目であることに言及するとともに、安全な水の獲得が経済成長や貧困削減の土台になることを強調しました。また、ビクトリア湖における生態系の保護、水環境の再生、水質向上を目的としてケニア政府が日本の見返り資金により実施している「ビクトリア湖における包括的な生態系及び水環境研究開発プロジェクト(Lake Victoria Comprehensive Ecosystem and Aquatic Environment Research for Development Project)」について紹介し、ケニアにおける水関連事業への協力を今後も推し進めていくことが述べられました。また、当日式典に参列した近隣地域で活動しているJICAの青年海外協力隊員の4名(浜岡由衣隊員、熊田美樹隊員、山口真理子隊員、小杉穂高隊員)についても紹介し、日本は今後も人材協力を含む幅広い面で協力を続けていく意向を伝えられました。また、来年アフリカで開催されるTICAD(アフリカ開発会議)について、ケニアがTICADの開催候補地であることを伝え、日本とケニアの関係を更に深化させていきたいと述べられました。

ラサンガ知事からは、日本の協力に対する謝辞が述べられるとともに、今後も様々な分野において日本からの協力を得たいとのスピーチが述べられました。
 

写真

ラサンガ知事によるスピーチ

寺田大使によるスピーチ

来賓席に座る郡関係者

浜岡由衣隊員によるスピーチ

熊田美樹隊員によるスピーチ

山口真理子隊員によるスピーチ

小杉穂高隊員によるスピーチ

ラサンガ知事から記念品の椅子を贈呈される寺田大使

式典参加者による記念撮影

寺田大使とラサンガ知事による銘板の除幕式