携帯無線機は安全確保及び情報収集のために欠かせない物であることを念頭に置い
て、常時携帯・傍受に心がけ、保守・点検・盗難防止に十分配慮して下さい。当国では、
大使館員系、国際協力機構(JICA)系、日本人会系、大使館警備系の4波を使用し ています。通話範囲は、無線中継局(リピーター)を介した場合、ナイロビ市中心部か ら半径約40q〜60q(南はジョモ・ケニヤッタ農工大学、北はナイバシャ手前約
20qの地点まで通話可能)です。また、無線機同士で直接通話した場合は、見通し約 500m〜2qの範囲内です。警備対策官より各人に対して感度状態を確認することが ありますので、御協力お願い致します。
(RX:受信周波数 TX:送信周波数) RX138.600MHz TX143.200MHz トーン107.2(1)保守・点検に努める。
(2)盗難防止に配意する。
(3)部外者に目立つ場所へ放置しない。
(4)誰もいない場所に放置しない。
(5)使用する必要がない場合には電源をオフにする。
(6)長期間使用しない場合は、予備バッテリーと一緒に保管する。
(7)一旦、設定した周波数はむやみに変更しない。
(1)他局が通話中に割り込まない(緊急時を除く)。
(2)簡潔明瞭に通話する。
(3)特定情報を流さない。
(4)通話内容は、極力暗号化に努める。
(5)私的な雇い人に貸与したり、通話させない。
(6)スィッチ・オン状態で腰に付けたり、鞄の中に収納している際、送信ボタンが押されたままの状態になると、電波が発信し続け、他局が通話出来なくなることから、特段の注意を払う。
(7)幼児には使用させない(適齢児童以上には使用を推奨している)。
(1)「トークボタン」を押してから1〜2秒後に通話開始。
(2)呼ぶ時:「○○さん、こちら××です。応答願います。」
呼ばれた時:「こちら○○です。どうぞ。」
通話終了時:「以上。」
(3)通話感度状態の言い方
「メリット’数字’」で示す。
(数字は1〜5で、1が聞き取れない、2が少し聞き取れる、3が普通、4が良く聞き取れる、5が非常に良く聞き取れる。)
緊急事態等が発生したり、遭遇したら躊躇せず、形式にこだわらないで無線を利用して下さい。まず、第一報により状況を無線機所持者に知らしめることが重要です。