草の根・人間の安全保障無償資金協力 「プララン島におけるセーシェル原産の苗木育成施設計画」贈与契約署名式典の開催
平成28年3月21日
タイトル | 「プララン島におけるセーシェル原産の苗木育成施設建設計画」贈与契約署名式典の開催 |
日付 | 2016年3月21日 |
場所 | セーシェル共和国、プララン島 |
案件名及び 供与金額 |
プララン島におけるセーシェル原産の苗木育成施設建設計画-64,558米ドル (7,101,380円) |
出席者 |
|
概要 | 2016年3月21日にセーシェル共和国プララン島のバレ・デ・メにおいて、 「プララン島におけるセーシェル原産の苗木育成施設建設計画」の贈与契約が在セーシェル日本国大使館の寺田達志大使とセーシェル土壌復元行動機構(以下、被供与団体)のビクトリン・ラブダロン代表との間で締結されました。供与金額64,558米ドルは、苗木育種施設及びオフィスの建設並びに機器を含む物品の購入に使用されます。本計画は2016年度末までに完了する予定です。 贈与契約署名式典において、寺田大使は被供与団体がセーシェル共和国において初の草の根・人間の安全保障無償資金協力の対象として選出されたことへの祝辞を述べました。本案件の実施を通じて既にプララン島で30ヘクタール以上の森林地帯を復元した実績を持つ被供与団体が、植林活動を更に拡大することが期待されます。 アラン・デ・コマモ・セーシェル環境・エネルギー・気候変動省次官は、生物多様性保護に資する本計画に対する支援を日本国政府が決定したことに対して謝辞を述べました。また、同次官は日本国政府とセーシェル共和国政府間の長く実りのある協力関係の歴史について言及し、地域社会への直接支援を目指した新たな支援の形を見ることができ嬉しいと述べました。 被供与団体のラブダロン代表は、5年前にNGOが発足した当初は、意識の高いボランティアのみに頼っていたことについて言及した後、全てのパートナーに対して謝辞を述べました。また、同代表は今後もセーシェル国民に森林の重要性を伝え続け、植林活動に従事していきたいと述べました。式典の末尾に寺田大使は被供与団体よりセーシェル共和国の国章に描かれているココ・デ・メール(双子ヤシ)を受け取りました。 贈与契約署名と写真撮影の後、来賓は軽食とセーシェル伝統音楽でもてなされました。 その後、来賓は被供与団体の施設を訪問し、そこで記念植樹が行われました。寺田大使はセーシェル固有種のバナナの木を植樹し、デ・コマモ環境省次官はセーシェル固有種のレモンの木を植樹しました。さらに、被供与団体のマーク・ジーン・バプティスト副代表のご案内で現在5000以上のセーシェル固有種の苗木を育てている苗木育成施設を視察しました。 |