草の根・人間の安全保障無償資金協力 「ブルサー小学校校舎拡張計画」に対する草の根・人間の安全保障無償資金協力案件の贈与契約署名式典

平成28年3月11日
贈与契約を署名した寺田大使とオマール・オスマン・ジャマ副代表。
寺田大使とソマリア政府主要大臣が出席。
被供与団体ソマリア平和行動社会団体代表による事業説明。
被供与団体ソマリア平和行動社会団体代表による事業説明。
タイトル 「ブルサー小学校校舎拡張計画」に対する草の根・人間の安全保障無償資金協力案件の贈与契約署名式典
日付 2016年3月11日
場所 モガディシュ国際空港内AMISOM VIP専用会議室
案件名 ブルサー小学校校舎拡張計画
供与金額 97,538米ドル
出席者
概要      2016年3月11日、モガディシュ国際空港内AMISOM VIP会議室にて、対ソマリア草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「ブルサー小学校校舎拡張計画」に係る贈与契約の署名式を実施しました。寺田大使及びソマリア連邦政府主要大臣4名が出席の下、寺田大使と被供与団体のソマリア平和行動社会団体(Peace Action Society Organization for Somalia (PASOS))のオマール・オスマン・ジャマ副代表との間で贈与契約が締結されました。

     本計画では、ゲド地方エルワク地区のブルサー小学校に対して、8つの教室及び10戸のトイレの建設、 机や椅子、貯水タンクの供与を行います。
 
     本事業を通じて、生徒の学習環境の改善及び安全な飲料水へのアクセス向上を目指します。生徒の保護者を含めた地域住民や地域当局への事業説明及び意見交換を行った後、教室及び公衆トイレの建設を行います。加えて、地域住民の衛生に対する意識改革のため、水・衛生プロジェクトも併せて実施する予定です。
 
     式典では、寺田大使はPASOSに対して、本案件が対ソマリア草の根・人間の安全保障無償資金協力第1件目として採択されたことを歓迎するとともに、本事業を通じて建設する新しい教室がより多くの生徒に質の高い教育を提供できるよう激励しました。更に、寺田大使は、日本政府として、平成27年度補正予算を通じて、国連機関等に対してソマリア人道支援、経済開発のために約38億円の拠出を決定したことにも言及し、本支援がソマリアの復興に貢献し、ソマリア国民にとって希望の光となることを期待すると述べました。
  
     アブディラマン・アインテ計画・国際協力大臣は、本支援は、2014年3月に安倍総理がハッサン・シェイク・モハムッド・ソマリア大統領に約束した二国間支援再開の実現であり、ソマリア連邦政府として歓迎するとともに、事業の成功を期待すると述べました。他3名の大臣も本支援を歓迎するとともに、事業成功への支援を約束しました。
 
     式典終了後、寺田大使は各大臣及び政府高官他と会談を行い、日・ソマリア二国間関係の強化を図ったとともに、今後の協力分野について意見交換を行いました。
 

写真

ソマリアの地元プレスも多く参加し、式典の模様は同国内で大きく報道されました。
ソマリアの地元プレスも多く参加し、式典の模様は同国内で大きく報道されました。
大使館代表スピーチを行う寺田大使。
スピーチを行うアブディラマン・アインテ計画・国際協力大臣。
スピーチを行うハワ・モハメド保健・人的サービス大臣。
スピーチを行うカリッド・オマール・アリ外務投資促進担当国務大臣。
スピーチを行うサラ・オスマン・ムセ公共事業・再建・住居大臣。
式典後、寺田大使、被供与団体代表を交えて記念写真撮影。