アフリカ理数科・技術教育センターの視察と拡張工事起工式の様子


2012年7月9日,高田大使は,アフリカ理数科・技術教育センター(the Centre for Mathematics, Science and Technology Education in Africa: CEMASTEA)の拡張工事の起工式に出席し,また旧施設を視察しました。このセンターでは,ケニアの行政官,教員養成校教官,中核となる教員への訓練が行われており,ケニアの理数科教育の質の向上に貢献してきたのみならず,アフリカ大陸の30を超える国からも研修生を受け入れ,アフリカ全体における理数科教育の質向上に貢献してきました(いずれも我が国が技術協力支援を行ってきている)。


需要の拡大に伴って,施設の収容人数,研修施設・機材等に限界が見え始めたため,今回,日本政府は,講堂や事務所棟,実験室等,必要な施設の増築,研修機材の導入等を行うことにしました(無償資金協力)。


当日の起工式には,キロンゾ・ケニア教育大臣,ゴディア・ケニア教育省事務次官も出席するなど,ケニア政府の当事業に寄せる期待の高さが伺えました。研修機能の強化によって,ケニア及び他のアフリカ諸国の理数科教育の質が向上し,各国が一層発展することが期待されています。

 

CEMASTEAの現在の様子

CEMASTEAの現在の様子
同上。映像をネット配信等することで遠隔地での授業も行えないかという議論があった(右)。

研修の一部を紹介。地方部でも質の高い授業ができるよう,身近にある材料(ペットボトル等)で理科の法則を体験的に理解してもらおうとする試み。

建設予定地と完成予想を示す模型

起工式の様子

キロンゾ教育大臣がショベルカーで土を運搬
キロンゾ教育大臣が記念植樹。
起工式の様子
近隣の小学校生徒たちによる歓迎・感謝の歌と踊り
教育省事務次官によるスピーチ
起工式の様子
高田大使のスピーチ
キロンゾ教育大臣のスピーチ

 

 


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