草の根・人間の安全保障無償資金協力
平成29年11月17日
関係者との集合写真
Title | 平成29年度 草の根・人間の安全保障無償資金協力3案件の贈与契約署名式開催 | ||||||||||||||||
Date | 2017年11月17日(金) | ||||||||||||||||
Location | 在ケニア日本大使館 | ||||||||||||||||
Project title and Amount | 1. トゥマイニ・イノベーション職業訓練センター拡張計画(78,221米ドル) 2.ナンギトニ小学校における教育施設建設計画(100,833米ドル) 3. キミリリ知的障がい児特別支援学校教育環境改善計画(80,607米ドル) |
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Attendance | - 在ケニア日本国大使館 植澤利次大使 - 被供与団体関係者 - 外部監査人 |
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Main activity | 11月17日、在ケニア日本国大使館において、平成29年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件に関する贈与契約署名式が行われ、植澤大使と被供与団体の代表者との間で贈与契約が締結されました。3案件の合計供与額は、259,661米ドル(約2,850万円)です。贈与契約が締結された案件の分野と内容は、以下のとおりです。 なお、植澤大使は被供与団体に対し、900件以上の応募の中から本案件が選ばれたことに対する祝辞を述べ、案件が計画的に進むよう期待している旨を伝えました。 被供与団体代表者からは、案件の説明及び地域住民への裨益効果、日本政府に対する謝辞が述べられました。
1. トゥマイニ・イノベーション職業訓練センター拡張計画 トゥマイニ・イノベーション職業訓練センターは、エルドレットのストリートチルドレンとスラムに住む子どもたちを対象とした職業訓練センターの施設の建設と機材の設置のために78,221米ドルの供与を受けました。同センターは、2009年から同地域のストリートチルドレンに対し、シェルターとしての役割を提供するとともに、子どもたちが将来的に自立できるように基礎教育や職業訓練の機会を提供してきました。本案件を通して、同団体はより多くのストリートチルドレンやスラムの子どもたちに対し、より多くの職業訓練コースを提供することが出来ます。 2. ナンギトニ小学校における教育施設建設計画 ナンギトニ小学校は、8教室と職員棟の建設及び家具の設置のために、100,833米ドルの供与を受けました。現在、同校には教室が1室しかないため、児童は木の枝でできた教室や木の下で授業を受けています。また、机と椅子も不足しているため、児童は丸太や石、土の床に座らざるを得ない状況です。職員棟も木の枝で造られた簡素なものです。 本案件を通してこれらの教育環境を改善することにより、児童の就学率の向上と中途退学率の低下を図るとともに、教員たちの教育へ対する意欲の向上、地域の人々の教育へ対する意識の改善が期待されています。 3. キミリリ知的障がい児特別支援学校教育環境改善計画 キミリリ知的障がい児特別支援学校は、知的障がい児のための寮2棟、1教室、トイレ棟2棟の建設及び家具の設置のために、80,607米ドルの供与を受けました。一人で通学できない知的障がい児にとって、現在同校に寮がないことが中途退学の大きな理由となっています。本案件を通して児童の教育環境を改善することにより、就学率を向上させ、より多くの知的障がい児が基礎教育と職業訓練を受けられるようになることが期待されています。 3案件の完成期限は、2018年11月です。 |
写真
トゥマイニ・イノベーション職業訓練センター関係者と植澤大使
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ナンギトニ小学校関係者と植澤大使
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キミリリ知的障がい児特別支援学校関係者と植澤大使
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