キベラ・スラムで発生している強盗事件に関する注意喚起
平成24年3月23日

1.今年2月25日午後4時頃,キベラ・スラムに詳しい案内役のケニア人とともに教育調査に同行していた日本人が,キベラ・スラムの路地において,突然後ろから数人の男により歩道の脇につれ込まれ,パスポート,財布,カメラ,携帯電話などが入ったバッグやポケットの中身を強奪されました。男たちの中には拳銃を持っている者もおり,被害者の日本人は数発の銃声を耳にしています。


2.また,今年1月25日昼ころ,キベラで働いているNGO関係者を含む日本人3人とケニア人2人のグループがキベラ・スラムの実態調査を行っていた際,3人組の男に襲われました。3人組の一人は銃を見せた後,空に向けて数発発射し,日本人女性からバッグを,また,日本人男性に銃を突きつけてバッグ,腕時計等を強奪しました。
3.今年2月上旬には,キベラ・スラム内で教会建設作業をしていたドイツ人のNGOのグループが同じように銃器を使った強盗に会い,全ての持ち物を盗まれるという事件が発生しています。
4.このように,最近,キベラ・スラムの路地などにおいて,銃器を使った強盗事件の発生が多く報告されています。中には20名を超える強盗団に襲われたという事件もあります。強盗は,キベラを援助しているか否か等に関係なく,金品目的で強盗を働きます。キベラ・スラム自体は生活の場所ですが,路地なども多く強盗などの犯罪者が隠れやすい場所になっています。
5.ケニアにはキベラ以外にも複数のスラム街があります。また,イスリー地区などソマリア系住民が多い場所もあります。上記のような強盗事件は,犯人が検挙されることは少なく,ますます増加する可能性があります。武装制服警察官等のエスコートをつけるなどの対策が取れない場合には,例え,現地の人を伴う場合でも,スラム街等に行くことは避けてください。
平成24年 3月23日
在ケニア日本国大使館
領事・警備班
3.今年2月上旬には,キベラ・スラム内で教会建設作業をしていたドイツ人のNGOのグループが同じように銃器を使った強盗に会い,全ての持ち物を盗まれるという事件が発生しています。
4.このように,最近,キベラ・スラムの路地などにおいて,銃器を使った強盗事件の発生が多く報告されています。中には20名を超える強盗団に襲われたという事件もあります。強盗は,キベラを援助しているか否か等に関係なく,金品目的で強盗を働きます。キベラ・スラム自体は生活の場所ですが,路地なども多く強盗などの犯罪者が隠れやすい場所になっています。
5.ケニアにはキベラ以外にも複数のスラム街があります。また,イスリー地区などソマリア系住民が多い場所もあります。上記のような強盗事件は,犯人が検挙されることは少なく,ますます増加する可能性があります。武装制服警察官等のエスコートをつけるなどの対策が取れない場合には,例え,現地の人を伴う場合でも,スラム街等に行くことは避けてください。
平成24年 3月23日
在ケニア日本国大使館
領事・警備班