草の根・人間の安全保障無償資金協力 2011/2012

平成24年3月23日
贈与契約書に署名をする高田大使と アノレ小学校管理委員会代表アブディール氏
高田大使とアブディール氏による贈与契約書の交換   (最右がケイナン国会議員)
タイトル

アノレ小学校拡張計画に対する草の根・人間の安全保障無償資金の贈与契約署名式

日付

2012年3月23日

場所

在ケニア日本国大使館

案件名

アノレ小学校拡張計画                

供与金額

US$ 111,764

出席者

他、学校関係者等 計15名

概要

 

 

 

 

 

 

首都ナイロビの在ケニア日本国大使館において、「アノレ小学校拡張計画」に対する草の根・人間の安全保障無償資金の贈与契約署名式が行われ、高田大使及びアノレ小学校管理委員会代表アブディール氏が贈与契約に署名しました。贈与額111,764米ドルは、寮2棟(男女各1棟)、台所兼食堂棟、トイレ・浴室棟、及び職員室棟の建設に充てられます。本プロジェクトは、牧畜民を多く抱えるケニア北東州ワジール西県において、児童が遊牧に出る家族に同行しなければならず、離学せざるを得ない環境を改善し、同じ学校で継続的に就学できるようにするものです。


ソマリアとの国境に近いワジール西県から、喜びを胸に日本国大使館を訪れたアノレ小学校関係者は、まず、日本政府への深い感謝と、本プロジェクト完了の際には、児童達は、一年を通して安全に学業に専念することが可能になり、中途退学者の減少にも繋がると述べました。次に、ケイナン議員が、草の根無償資金によって校舎を建設し2001年に開校したグリフトゥ男子中等学校、そして本案件といった日本政府のワジールにおける継続的な支援に謝意を示しました。さらに、近年、度重なる旱魃で、生業である家畜を失うという被害に見舞われた牧畜民社会では、子供達に牧畜以外の職業に就くための知識と技術を習得させようと、学校教育への認識が高まっていると語りました。


高田大使は、アノレ小学校管理委員会と代表者への祝辞と共に、本プロジェクトの速やかな完了への期待を伝えました。さらに、日本は草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じ、生活改善に向けて努力する地域社会を継続的に支援していくと述べました。

 

写真

日本国大使館玄関前で記念撮影