草の根・人間の安全保障無償資金協力 2010/2011
平成23年3月14日
タイトル |
青少年エンパワーメントセンター施設整備計画に対する草の根・人間の安全保障無償資金の贈与契約署名式
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日付
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2011年3月14日
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場所
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在ケニア日本国大使館
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案件名
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青少年エンパワーメントセンター施設整備計画
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供与金額
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US$ 80,136
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出席者
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- 在ケニア日本国大使館 高田稔久 大使
- 在ケニア日本国大使館 松浦宏 二等書記官
- ナザン・カハラ前ナイロビ市長
- 青少年エンパワーメントセンター(被供与団体)代表
- ストリート・ファミリーズ・リハビリテーション財団職員5名
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概要
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在ケニア日本国大使館において、日本の草の根・人間の安全保障無償援助による「青少年エンパワーメントセンター施設整備計画」の署名式が行われ、高田大使及び松浦書記官が出席しました。
本案件では、イースタン州にてストリートチルドレンを対象とした孤児院を運営する青少年エンパワーメントセンターが、ストリートチルドレンの保護・更正を行う同施設に収容されている青少年に十分な職業訓練環境を与えるため、大工・溶接の作業場及び美術・音楽教室を改修し、職業訓練関連機材を購入するものです。
今回の署名式では、ストリート・ファミリーズ・リハビリテーション財団の理事であり、前ナイロビ市長でもあるナザン・カハラ氏が日本政府への謝辞を述べました。中でもストリートチルドレンを対象にした孤児院の職業訓練施設を充実することはケニアのストリートチルドレンの更正を図り、経済的自立を促進すると語りました。
急速な経済成長を遂げているケニアでは、都市部と農村部の貧富の格差が年々拡大傾向にあり、貧困の中やむなく農村部の子どもたちが都市部へ単独で出るケースや、家庭内暴力等により家を出ざるを得ないケース、或いはHIV/エイズ感染によって親を早期に亡くした孤児などが都市部に出るケースが増加しており、ケニアの社会問題となっています。同国には、ストリートチルドレンが30万人以上いるとされており、HIV/エイズ感染で親を失った子供達は数多く存在しています。
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