草の根・人間の安全保障無償資金協力 2013/2014
平成26年4月17日
タイトル | 漁村地域における女性のための経済的エンパワーメントセンター建設計画に対する草の根・人間の安全保障無償資金の施工開始式典 |
日付 | 2014年4月17日 |
場所 | ホマベイ郡 ビタ県 ビタ地区 キスイ村 |
案件名 | 漁村地域における女性のための経済的エンパワーメントセンター建設計画 |
供与金額 | 121,889米ドル (9,994,898円) |
出席者 |
合計約800名
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概要 | 2014年2月に在ケニア日本大使館において贈与契約の署名式を行った「漁村地域における女性のための経済的エンパワーメントセンター建設計画」の施工開始式典が行なわれ、寺田大使が出席しました。 本計画では、漁村地域の女性の生活向上をはかるため、エンパワーメントセンター(縫製工場)1棟と台所1棟、トイレ2基を建設するほか、縫製用のミシン38台、貯水タンク2基、補助電力用の発電機1基、家具の設置および電気の導入を行います。 同漁村地域の女性は、自らの健康を気遣いながら、家族を養育するために家計の稼ぎ手として懸命に働いています。また、同地区では、生活の困窮から生理用品を購入できずにそれが原因で学校を中退してしまう女子生徒が多くいます。 建設される新センターでは、継続使用ができる生理用品を製造し、安価で販売することにより、地域の女性は職と縫製訓練の機会、また女子生徒は勉学の機会を得ることができます。 式典は、記念植樹や児童達による歌や踊りで始まり、それに続いて、ルト副大統領夫人および地方自治体関係者をはじめとする来賓の方々のスピーチが行なわれ、日本の支援についての謝辞や女性の経済的自立の重要性について述べられました。 これに対し寺田大使は、同団体が多くの申請案件の中から無償支援案件に選ばれたことへの賛辞を述べるとともに、プロジェクトの成功のために、地域の方々がセンター建設に積極的に参加されることを呼びかけました。また、ホマベイ郡知事が重要視しているHIV,エイズ対策に言及し、日本政府はJICA青年海外協力隊、田中康代隊員をHIV を含むボランティア健康管理職員として同地区に派遣していることを述べ、田中隊員を紹介しました。 スピーチの終わりに、最近アフリカ諸国を訪問した安倍総理のアフリカ政策スピーチを引用し、日本政府は、アフリカの明るい未来のために、女性の地位向上を目的とする支援を含め、引き続き重点的に取り組んでいくことを強調しました。 |