草の根・人間の安全保障無償資金協力 2013/2014
平成26年12月1日
タイトル | 漁村地域における女性のための経済的エンパワーメントセンター建設計画に対する草の根・人間の安全保障無償資金の引渡式 |
日付 | 2014年12月1日(月) |
場所 | ホマベイ郡 ・ビタ県・ビタ地区・キスイ村 |
案件名 | 漁村地域における女性のための経済的エンパワーメントセンター建設計画 |
供与金額 | 121,889米ドル (9,994,898円) |
出席者 |
合計約600名
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概要 | 2014年2月19日に在ケニア日本大使館において贈与署名式を行った「漁村地域における女性のための経済的エンパワーメントセンター建設計画」がこのほど完了し、ホマベイ郡 ・ビタ県・ビタ地区・キスイ村において引渡式が行われ、寺田達志大使が出席しました。 本計画では、漁村地域の女性の生活向上をはかるため、エンパワーメントセンター(縫製工場)1棟とダイニングホール1棟、トイレ2基のほか、縫製用のミシン38台、貯水タンク2基、補助電力用の発電機1基、家具の設置を行いました。 同漁村地域の女性は、自らの健康を気遣いながら、家族を養育するために家計の稼ぎ手として懸命に働いています。女性エンパワーメントセンターは、縫製や物作りの訓練により雇用の機会を生み出します。また繰り返し使用ができる生理用品を製造し、安価で提供することにより、女子生徒の学校中退者数の軽減に寄与します。 寺田大使は、式典会場到着後、シプリアン・アウィティ、ホマベイ郡知事とともに、銘板の除幕を行い、完成した施設を視察しました。 その後、地元小学生やセンターの女性メンバーによる歌と踊りで式が始まり、シプリアン郡知事やエミリー・ゲティチ女史をはじめ、来賓の方々から日本と日本国民からの支援に対する謝辞が述べられました。 これに対し寺田大使は、センター完成までの団体関係者と建設会社の尽力をねぎらい、本案件が予定通り一年未満で成功裏に終わったことに対して感謝の言葉を述べました。 先般、日本で行なわれた「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウムハイレベル・ラウンドテーブル」における“世界の女性が技術を習得し、それを生かして家計を助け経済的に自立するお手伝いをする。わが国は、女性の皆さんの挑戦を引き続き世界のあちこちで応援していきたいと思います。”とした安倍総理のスピーチを伝えました。 最後に、女性の経済的エンパワーメントセンターが女性の生活水準を高めて、地域全体に雇用の機会が広がることを期待すると述べました。 |