草の根・人間の安全保障無償資金協力 2013/2014
平成26年5月30日
タイトル | エンカジ・ナイボア小学校拡張計画に対する草の根・人間の安全保障無償資金の引渡し式典 |
日付 | 2014年5月30日(金) |
場所 | カジアド郡 ロイトキトク県 ムビリカーニ地区 |
案件名 | エンカジ・ナイボア小学校拡張計画 |
供与金額 | 117,126ドル (9,487,206円) |
出席者 |
合計約550名
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概要 | 2013年2月に、贈与契約署名式を行った「エンカジ・ナイボア小学校拡張計画」がこのほど完了し、カジアド郡ロイトキトク県ムビリカーニ地区において引き渡し式が行われ、寺田大使が出席しました。 本計画では、児童および教師により良い学習環境を提供するために、6教室、職員宿舎2棟、職員室1棟、トイレ6基の建設と、生徒、教員および職員宿舎用家具、フェンス、貯水タンク2基の設置を行い電気を導入しました。 本校は、1993年に設立され、2004年に正式に公立小学校として登録された時には、義務教育制度の導入が行われ、当時、教育省は、地方自治体を通じて、就学年齢に達していながら自宅で家畜の世話をしている子供達を学校に入学させるために、「my brother my sister at home‐家にいる私達の兄弟・姉妹たち」と名付けた就学奨励施策を行っていました。そのため、入学児童が増加した学校施設は、すでに教室数の不足や施設の老朽があり、学校環境の改善が必要となっていました。 寺田大使は式典会場に到着後、ディビッド・ンケディエニェ、カジアド郡知事やカトー・ムティト国会議員らと共に銘版の除幕とテープカットを行い、新しく建設された学校施設を視察しました。その後、記念植樹と児童達によるマサイ族伝統の歌や踊りで式が始まり、郡知事や国会議員をはじめ、来賓の方々から、日本の友好的な支援に対する謝辞が述べられました。 これに対し寺田大使は、建設完成までの学校およびその他の関係者の尽力をねぎらい、本案件が成功裏に完了したことに対して感謝の言葉を述べました。また児童達には、関係者の方々の大きな支援を忘れることなく学習に励み、成績の向上を目指してくださいと激励しました。 さらに、教育は国作りの基本であることを伝え、日本政府は、ケニアの教育水準を引き上げる協力をするために、若者の支援とともに、アフリカの教師トレ-ニングも行っていくと述べました。最後に寺田大使は、新しくなったエンカジ・ナイボア小学校から、未来のケニアのリーダーが輩出されることを希望すると述べました。 |