石原宏高外務大臣政務官のケニア国際平和支援訓練センター(IPSTC)視察

平成26年3月6日
センターの設備を視察

平成26年3月
在ケニア日本大使館


3月6日、石原宏高外務大臣政務官はケニアを訪問し、国際平和支援訓練センター(IPSTC: International Peace Support Training Centre)を視察しました。

1 IPSTC概要
IPSTCは、国連平和維持活動(PKO)に参加するケニア軍将兵を訓練するため、2001年、ケニア政府によりケニア国防参謀大学の一部として設立され、2006年に国防省の機関として独立しました。日本政府は2008年からIPSTCに対して支援を行っており、PKO訓練コース支援や講師派遣などを行っています。IPSTCはアフリカにおける屈指のPKO訓練センターであり、東アフリカ地域の平和と安定に大きく貢献しています。

2 石原外務大臣政務官の視察概要
(1) カバゲIPSTCセンター長による説明
まず、カバゲIPSTCセンター長からIPSTCの活動内容および実績について説明があり、日本政府による多大な支援に対し謝意が表明されました。特に、南スーダンおよびソマリアからの参加者のための訓練コースや、日本政府が生みの親であるIPSTC研究部門への支援に対する謝意が述べられました。

石原政務官からは、IPSTCの活動実績を賞賛し、今後も日本政府として平和維持活動に貢献していく考えである旨述べました。 

文民保護演習デモンストレーションの様子
デモンストレーション見学の様子
(2) 文民保護演習デモンストレーション
カバゲ・センター長からの説明の後、IPSTC内の平和支援オペレーション村において、文民保護演習のデモンストレーション(約45分間)が実施されました。デモンストレーションの内容は、国内避難民(IDP)キャンプにて国際赤十字社が巡回して医療サービスを提供しているところを武装した反政府組織が襲撃するというものであり、臨場感にあふれた実践的なものでした。