大使通信
令和7年2月4日
こちらでは、松浦博司大使の日々の活動の一部をご紹介致します。



東京から堀内部長を迎えて、ケニア政府との定期政策対話の第1回を行いました。地政学からマクロ経済、さらには保健・教育のプロジェクトへと、議題は上から下へ、下から上へ、縦横無尽に駆け巡ります。日ケニア関係の幅の広さを実感する瞬間でした。

あの時私は火花が散るのを見ました。それは、15~17日、日本から「貿易投資に関する官民合同ミッション」がナイロビを訪問し、ミッションに参加する日本企業29社とケニア企業や国際企業が、様々なビジネスに関するアイディアをぶつけ合ったときのことです。それは目くらめくひと時でした。こうしたアイディアが現実の投資として実現するときのことを想像すると、ドキドキしますね。

ケニアおよびアフリカの青年皆さん、日本の大学の扉は皆さんのために開いています!知的な挑戦と興奮に取り組みませんか。宮本所長と所員のお二人がみなさんの出願に向けたお手伝いします。英語だけで履修できるコースもありますよ。



2025年
1月31日日本ハビタット協会による訪問
日本ハビタット協会はホマベイにおいてトイレ改善事業を長年にわたり実施し、コミュニティーとの信頼関係を確立してきました。受益者の間では、自己紹介の時に自分の帰属を「日本ハビタット、ケニア」と名乗るのが長年の慣わしとのこと。まさに草の根の友好関係です。1月31日「難民を助ける会」トゥルカナ郡初等教育支援事業署名式
再びトゥルカナ郡支援について。カクマ地域で支援活動を続ける日本NGO 「難民を助ける会」による小学校支援プロジェクトが3年目に入ります。生徒の学習意欲向上に成果が上がってきたのは、コミュニティーによる支えが得られるようになったからとのこと。このコミュニティーによる支えを、プロジェクト終了後もいかに維持するか、コーディネーターの中川さんと話し込みました。
1月30日アリ・オマール・ソマリア外務副大臣との邂逅
まったくの偶然で、アデン・アッデ国際空港でアリ・オマール副大臣に出遭いました。外国出張から帰って空港に着いた副大臣が、親切にもご自分のラウンジから私のラウンジまでおしゃべりをしに訪ねてくれました。今回のソマリア滞在の最後を飾る思いがけないよい出来ごとでした。
1月30日ファルターグ・ソマリア国内治安大臣表敬
ファルターグ大臣から、日本が行っている警察支援につき、地方・中央の双方でいかに警察力強化に役立っているか詳細な評価を伺いました。ソマリアの現場レベルの安定回復は日本の切なる願いであり、これが日本の貢献により少しでも前進していることを知り、うれしく思いました。
1月30日ハッサン・シェイク・ソマリア大統領への信任状奉呈
奉呈式後の懇談で、大統領は日本による協力が国造りの基礎を提供したことを強調していました。穏やかな語り口に、日本に対する親愛の気持ちがあふれていました。
1月30日フィキ・ソマリア外務国際協力大臣表敬
フィキ外務国際協力大臣と親しく話していると、ソマリアと日本の間の距離を忘れます。両国が遠く離れているようでありながら2つの大洋、すなわち「自由で開かれたインド太平洋」を介してつながっていることを、じかに心で感じます。
1月29日チルチル道路・運輸大臣表敬
「懸案はどんどん解決して、前進しよう」がチルチル大臣の合い言葉。日本が支援するナイロビやモンバサの交通網改善・港湾開発のパートナーとして、頼もしい限りです。
1月27日 アルム社大谷代表、大矢取締役来訪

アルム社は、診療端末セットと遠隔医療用アプリを組み合わせて、遠隔地と中心地の医師の協力で遠隔地で高度な診療を可能にするシステムを開発しました。ケニアで迅速な診療の最大の敵は、広大な国土における遠隔地病院と中央病院の間の長大な距離。アルム社のシステムがこの敵を倒す最新兵器となるか、要注目です。
1月24日太田京大名誉教授来訪

気候変動の影響が国内で最も深刻と言われるトゥルカナ郡。その影響と対策を住民自ら分析し、議論するプロセスを後押しする「トゥルカナ対話」の報告書を、太田京大名誉教授と読み返しました。遊牧と定住の間を揺れるトゥルカナ社会を旱魃が襲い、揺れを一層激しくする様子が手に取るように分かります。気候変動の適応対策はコミュニティーの発意で行うべしと言われますが、それを突き詰めた姿を学べます。
1月20日第一回日・ケニア政策対話

1月17日貿易投資に関する官民合同ミッション


あの時私は火花が散るのを見ました。それは、15~17日、日本から「貿易投資に関する官民合同ミッション」がナイロビを訪問し、ミッションに参加する日本企業29社とケニア企業や国際企業が、様々なビジネスに関するアイディアをぶつけ合ったときのことです。それは目くらめくひと時でした。こうしたアイディアが現実の投資として実現するときのことを想像すると、ドキドキしますね。
1月14日宮本秋田大学教授による表敬

1月10日ムダバディ内閣筆頭長官兼外務・ディアスポラ担当長官表敬

ムダバディ内閣筆頭長官兼外務・ディアスポラ担当長官と私は、今年を日ケニア二国間関係にとり素晴らしい年にしようと誓いました。このために力を合わせていきますよ!
1月8日タイタ・タベタ州キツマ中等学校寄宿舎(草の根人間に安全保障無償)引渡し式
タイタ・タベタ郡のムワディネ知事と私で、キツマ中等学校の寄宿舎をオープンしました。この寄宿舎から、郡の未来を担う希望のひな鳥たちが巣立っていきます。知事もその通りと言っていました。
1月8日ナシール・モンバサ郡知事表敬

モンバサ郡のナシール知事は日本の素晴らしいパートナーです。知事と仕事をすると、「あぁ、ひとつの仕事を一緒にしている」と実感します。しかも知事が空で覚えているケニアの日本食レストランの数たるや、たいへんなものです
1月7日ホンダ工場視察


ホンダのバイクの高品質は、現地調達部品の質を向上させるための絶え間ない、忍耐強い努力に支えられています。ホンダの皆さんは明るい、大きな笑顔でこの努力を続けています。笑顔で励まし合う皆さんの姿に、私も元気になります。ナンバー1を目指して、ホンダ・エース、走れ!