草の根・人間の安全保障無償資金協力 2011/2012

平成24年3月15日
支援対象校の児童によるパフォーマンス
盛大に行われた 署名式の様子
タイトル

東ティリキ郡小学校学習環境改善計画に対する草の根・人間の安全保障無償資金の贈与契約署名式

日付

2012年3月15日

場所

ウェスタン州ハミシ県東ティリキ郡

案件名

東ティリキ郡小学校学習環境改善計画

供与金額

US$ 79,518

出席者

地元住民など計約500名

概要

 

 

 

 

 

 

ローカルNGOのKAMADEPを被供与団体とする東ティリキ郡小学校学習環境改善計画に対する草の根・人間の安全保障無償資金の贈与契約署名式が行われました。支援対象である小学校6校の児童・スタッフ、地元住民、地元自治体の関係者約500人を前に、山田公使及びオチョメ会長が贈与契約に署名しました。贈与された資金79,518米ドルは通常トイレ及びエコサン・トイレ(*)の建設、教室の建設及び改修、貯水タンクの設置及び改修等に使われます。


対象6校の中心に位置するカイモシの広場で行われた署名式では、児童による歌や詩の朗読などが披露されました。引き続いての来賓によるスピーチでは、ハミシ県知事が「本計画の実施により、ハミシでの教育の質の向上を期待する。また将来、この中から駐日ケニア大使が誕生することを願う」と挨拶しました。ウェスタン州副知事も「児童は、与えられた環境を活かして勉学に励んで欲しい。このプロジェクトの成果を見せて欲しい」と話しました。被供与団体理事イシエ氏は日本政府及び地元自治体への謝辞を述べた後、本計画の期限内かつ円滑な実施を約束しました。


これらに対し山田公使は、被供与団体及び6小学校が草の根無償資金を得たことへの祝辞と、エコサン・トイレの説明やトイレからの有機廃棄物がたった数十年前まで日本でどのように循環利用されていたかの説明も行いました。また、被供与団体に配属されている青年海外協力隊員の紹介も行い、最後に、本計画が速やかに完了し、児童の学習環境が改善されることを期待する旨が述べられました。


(*エコサン・トイレとは、し尿を分離して回収し、肥料として再利用できるトイレです。)

 

写真

被供与団体KAMADEPの理事イシエ氏によるスピーチ
エコサン・トイレの説明等も含んだ山田公使のスピーチ
山田公使(右)とKAMADEP会長による贈与契約書への署名
贈与契約書の交換