平成21年度対ケニア草の根・人間の安全保障無償資金協力

平成22年6月11日
写真① 施設整備計画完成記念額(岩谷大使)
写真② 供与されたコンピュータ(岩谷大使、大使夫人)
区分

「キプケイノ高等学校施設整備計画」引渡し式

日時

平成22年6月11日

 場所

キプケイノ高等学校(リフト・バレー州ウワシン・ギシュ県)

供 与 額

7,413,219円(米ドル71,973ドル)

主要出席者

○日本側
岩谷大使、大使夫人
○ケニア側
キプチョゲ・ケイノ・ケニアオリンピック委員会会長、校長、教員、生徒含む約200名

支援内容

キプケイノ高等学校は、ケニアの穀倉地帯であるリフト・バレー州の中核都市であるエルドレット市の近郊に位置しています。近年、ケニアではIT等の情報化社会としての発達が進む中、各地方においても貧困削減、地域開発の観点からコンピュータ及びITの導入が広まりつつあります。しかし、それを享受する機会(関連教育を含む)はナイロビなど一部の都市に住む富裕層に限られており、貧困層が多数を占める地方においては極めて限定的となっています。本支援は、理科室及びコンピュータ室の建設、理科教育関連資機材及びコンピュータ(40台)の供与を行い、生徒等に、貧困削減や地域開発、個人の雇用確保に直結するコンピュータの活用技術など特別プログラムを提供し、また重要科目の一つでありながら地域での取組みが遅れている理科教育の充実を図るものです。これを通じて、特に教育面における地域格差を是正し、民族和解、均衡ある経済成長の達成といった国家レベルでの課題への貢献を果たすことが期待されます。

備考

同校の後援者であるキプチョゲ・ケイノ氏は、ケニア初の金メダリストであり、現在ケニアオリンピック委員会会長を務めています。出身地であるエルドレットにて孤児のための慈善団体も運営しています。

 

関連写真

写真③ 供与された理科教育関連資機材
写真③ 岩谷大使による日本のテクノロジーの紹介
写真③ 同校の後援者であるキプチョゲ・ケイノ氏(左から2番目)と共に