草の根・人間の安全保障無償資金協力 2011/2012

平成23年1月24日
施設を見学する高田大使
贈与契約書の署名及び交換

タイトル

レニャ小学校の拡張を図る草の根・人間の安全保障無償資金協力プロジェクトの署名式

日時

2011年1月24日

場所

ニャンザ州、ボンド県

案件名

レニャ小学校拡張計画

供与金額

90,651米ドル

主な参加者

合計約500名

主な活動

ニャンザ州ボンド県ニャンゴマ区において、日本の草の根・人間の安全保障無償援助による「レニャ小学校拡張計画」の署名式が行われ、高田大使が出席しました。本案件では、著しく悪化している現在の教育環境の改善を図るために、教室、職員室及びトイレを建設し、教育関連資材及び貯水タンクを整備します。


今回の署名式では、高田大使が同校の施設を見学した後、地元国会議員及び学校代表が日本政府への謝辞を述べ、本支援によって生徒に十分な教育環境を与えることができると伝えました。高田大使は学校代表や政府関係者にプロジェクト開始における祝辞を述べ、中でも日本を含むアジア諸国の経済は教育に力を入れた成果でもあり、この経験をケニアの人々と共有したいと語りました。


レニャ校が位置するニャンザ州ボンド県ニャンゴマ区は、ビクトリア湖に面する水盆地で住民の大半はケニアで3番目に人口が多いルオ族です。同校は1980年に設立されましたが、住民からの僅かな資金により建設されたため、非常に粗末な土壁や石造りで出来ており、現在、壁面や屋根に穴が空き、雨季には雨漏りがひどく、天井が度々落ちるなどの危険にさらされています。教室が不足しているため生徒が入りきれず、一部の生徒(約50名)は屋内ではなく屋外で石に座って授業を受け、机・椅子等の資材が十分ではない状況が続いています。

 

写真

レニャ小学校の外観
教室内の様子