草の根・人間の安全保障無償資金協力 2013/2014
平成26年5月14日
タイトル | ムブンゴニ総合クリニック拡張計画に対する草の根・人間の安全保障無償資金の施工開始式典 |
日付 | 2014年5月14日(水) |
場所 | モンバサ郡 キサウニ県 ムブンゴニ地区 |
案件名 | ムブンゴニ総合クリニック拡張計画 |
供与金額 | 121,854 米ドル (9,992,028円) |
出席者 |
合計約600名
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概要 | 2014年2月に在ケニア日本大使館において贈与契約の署名式を行った「ムブンゴニ総合クリニック拡張計画」の起工式典がモンバサ郡キサウニ県ムブンゴニ地区において行われ、森美樹夫公使が出席しました。 本案件では、地域の健康促進のために産科病棟を含む2階建ての総合クリニックを建設し、需要の高い血液検査に対応するため、正確かつ高速でさらに大量の血液検査を安全に行うことが可能な、日本光電社製の血液検査器を設置します。 同診療所は、長年にわたりHIV患者の治療や病気の蔓延を防止する活動を行い地域に貢献してきました。しかし、モンバサの強い日差しの下で、鉄製コンテナ3台を活用した診療室の中で患者に適切な医療を行うことは非常に厳しい状況に置かれていました。産科病棟を含む総合クリニックの建設は、安全な出産を希望するムブンゴニ地域の住民の長年の夢でした。 式典は、記念植樹や歌で始まり、それに続いて、ハッサン郡知事および地方自治体関係者をはじめとする来賓の方々のスピーチが行われ、日本の支援や長年にわたる友好的な支援に対して謝辞が述べられました。 これに対し森公使は、同団体が多くの申請案件の中から無償支援案件に選ばれたことへの賛辞を述べるとともに、地域の女性が安心して出産ができ、地域住民の健康改善に寄与する総合クリニックの建設プロジェクトを成功させるために、地域の方々の積極的な参加を呼びかけました。 スピーチの終わりに、モンバサとケニアにおける長年にわたる日本人の活動の歴史に触れ、日本政府は、モンバサの発展のために今後も引き続き協力いくことを強調しました。 |