草の根・人間の安全保障無償資金協力 2013/2014

平成26年2月7日
エコ・クラブの児童達による詩の朗読
エコ・クラブの児童達による詩の朗読
タイトル 平成25年度 草の根・人間の安全保障無償資金協力案件の贈与契約署名式開催
日付 2014年2月7日
場所 モンバサ市内ケニア国際環境倫理/Eco Ethics International Kenya 事務所
案件名 ムンジェ海産物販売所建設計画
供与金額 98,794米ドル(8,101,108円)
出席者
合計約150名
概要 平成25年度の草の根・人間の安全保障無償資金協力案件に対する署名式がモンバサ市内で行われ、贈与契約が締結されました。本件は、住民の大半が漁業に収入を頼るクワレ郡ムサンブウェニ県ムンジェ村において、漁獲後の海産物を売買するための施設(販売所)を建設するとともに、保冷機器等を整備し、商品となる海産物の品質管理を図るもので、当館の草の根事業では珍しい案件分野です。現在、販売所がないために生じる損失を減らして収益を増やすことにより、地域住民の生活水準を向上させることが目的であり、保冷機器とその電源となる太陽光パネルは、日本のシャープ社製の機器が使用される予定です。

寺田大使の到着後、被供与団体のNGO「ケニア国際環境倫理」が主催するエコ・クラブに参加している児童達が詩の朗読を披露し、式典が始まりました。ムンジェ漁業組合関係者、被供与団体、ケニア政府関係者および地方自治体関係者をはじめとする来賓の方々のスピーチでは、今後のコースト州内での漁業への期待とともに、日本の支援についての謝辞が述べられました。

寺田大使は被供与団体に対し、日頃の活動への賛辞を述べるとともに、期限内の案件完了と、案件によって建設される施設がムンジェ村の人々の生活改善に繋がることを期待する旨を伝えました。最後に贈与契約書への署名が行われ、これにて本計画は第一歩を踏み出しました。
 

写真

謝辞を述べるムンジェ漁業組合関係者
ベナーズ博士によるスピーチ
ドリ議員によるスピーチ
寺田大使によるスピーチ
署名を行う寺田大使とベナーズ博士
ケニア国際環境倫理職員の皆さんと寺田大使 (左端:同NGOで活動する青年海外協力隊の吉田歳宏隊員)