草の根・人間の安全保障無償資金協力 2011/2012
タイトル |
ムザンビ・ギティジェ灌漑用水供給計画及びウィリーズ小学校拡張計画に対する草の根・人間の安全保障無償資金の贈与契約署名式 |
日付 |
2012年3月20日 |
場所 |
イースタン州マーラ県ムザンビ郡ギティジェ地区 |
案件名 |
ムザンビ・ギティジェ灌漑用水供給計画 |
供与金額 |
US$ 112,112(ムザンビ・ギティジェ灌漑用水供給計画) |
出席者 |
計約1,000名 |
概要
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イースタン州マーラ県ムザンビ郡おいて、「ムザンビ・ギティジェ灌漑用水供給計画」、及び「ウィリーズ小学校拡張計画」の2案件に対する草の根・人間の安全保障無償資金の贈与契約署名式が行われ、高田大使が出席しました。
ムザンビ・ギティジェ灌漑用水プロジェクト団体への贈与額112,112米ドルは、乾季に雨量不足により十分な収穫を得られない当地域への灌漑用水供給のために、ケニア山麓を流れる水量豊富なニジ川から取水している既存の導水管(6.2km)を、21.1km分延長する費用に充てられます。当案件完了の際には、地元農家約7,200人が、年間を通じて農業に従事することが可能となる見込みです。一方、ウィリーズ小学校への贈与額111,178米ドルは、学習環境の大幅な改善を目指し、校舎の建築・改修、水タンクの設置及び机・椅子等の教育関連資材の購入に充てられます。
署名式では、ウィリーズ小学校児童による歌、地元女性グループによる伝統ダンスが披露され、続いて、各被供与団体の代表として、ムザンビ・ギティジェ灌漑用水プロジェクト団体会長ニャガ氏、さらにウィリーズ小学校学校校長ミリティ氏が、日本からの支援に対する謝辞を述べました。そして、来賓によるスピーチでは、地元選出国会議員ムビウキ農業副大臣が、まず日本からの支援への感謝を表し、次に地元住民に対し、地域発展へ繋がる両案件の成功には住民自身の努力と貢献が必要であると述べました。
高田大使は、両団体への祝辞とともに、地元住民と政府関係機関からの協力関係の下、両案件の速やかな完了を期待すると伝えました。さらに、同年度に同地域から二つの異なる団体が草の根無償資金の供与先として承認されたことは稀であるが、それは地元住民の生活環境向上への熱意の賜物であり、その熱意を地域発展に繋げるよう期待すると述べました。 |