渡航情報(スポット情報)

平成24年8月4日
(件名)


ケニア:ナイロビ市内における爆弾事件の発生に伴う注意喚起


  (内容)
1.8月3日午後7時頃、ナイロビ市内イスリー地区(多くのソマリア人が居住する地域)にあるケニア空軍基地のゲート付近で、走行中の車両から手榴弾と見られる爆弾の投てきにより、1名が死亡し、6名が負傷する爆弾テロ事件が発生しました。

 

2.昨年10月にケニア軍がイスラム過激派組織「アル・シャバーブ」掃討のためソマリアへ進攻して以来、ナイロビ市内において、5月28日、市内中心部の商用施設で簡易爆弾(IED)が爆発し、36名が負傷(その後1名死亡)する事件のほか、3月及び4月、昨年の10月に手榴弾使用テロ事件が発生しています。

 

3.また、7月19日(木)の現地報道によると在ナイロビ国連機関は、イスラム過激派組織「アル・シャバーブ」がナイロビ市内に所在する国連事務所に対し、爆弾テロ攻撃を計画している情報があるとして、国連関係機関事務所の警戒警備を強化したとされています。更に、7月20日(金)の現地報道では、ケニア警察は、7月21日(土)から始まったラマダーン(イスラム暦の断食月)期間中に「アル・シャバーブ」によるテロ攻撃の脅威が高まるとして、ナイロビ市内の警戒を強化しています。

 

4.ケニアに渡航・滞在される方は、上記情報を考慮して最新の治安情報の入手に努めるとともに、標的となる可能性のあるナイロビの政府・国連等関係施設や軍・警察等関係施設へはできるだけ近づかない、あるいは、滞在時間を短くするなどして警戒してください。また、外国人が多く利用する施設や人が多く集まる施設(ホテル、ショッピング・センター、レストラン、空港等)を利用する際は、周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら速やかにその場を離れるなど、自らの安全確保に努めて下さい。さらに、不測の事態が発生した場合の対応策を検討し、状況に応じて適切な安全策が講じられるよう心がけて下さい。

 

5.また、万一に備え、海外渡航前には家族や友人、職場の同僚等に日程や渡航先
での連絡先を伝えておくとともに、テロ事件等に遭遇した際には、在ケニア日本国大使館に速やかに連絡を取るようお願いします。
  なお、緊急事態に備え、携帯電話にあらかじめ大使館の連絡先(電話:+254-(0)20-2898000)を登録するとともに、御質問等がある場合は、大使館領事・警備班宛(大使館領事メール:ryouji@nb.mofa.go.jp)にご連絡ください。
ケニアに渡航・滞在される方は、最近のスポット情報及び危険情報(http://www.anzen.mofa.go.jp)を改めてご確認下さい。

 

  (問い合わせ先)
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3680
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2306
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
   http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)
○在ケニア日本国大使館
  住所:Mara Road, Upper Hill, Nairobi, Kenya
      (P.O. Box 60202, Nairobi)
  電話: (市外局番020) 2898000(代表)
      国外からは (国番号254) 20-2898000(代表)
  FAX : (市外局番020) 2898220
      国外からは (国番号254) 20-2898220
  ホームページ: https://www.ke.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html