イスラム過激派組織等によるテロ攻撃に対する注意喚起について
1.3月23日、モンバサ郡リコニ地区教会において、武装した襲撃者が、日曜礼拝中の人々に向けて銃を乱射し、4名を殺害し、21名に重傷を負わせる襲撃事件が発生しました。
2.3月24日、ナイロビ市内ショッピング・モール「ジャンクション」の地下駐車場において、弾丸収納用の空箱4個が発見された不審事案が発生しました。
3.3月28日、ネーション紙は、モンバサにおいて発見された自動車爆弾について、同様の自動車爆弾が発見された車両以外に、さらに2台が存在し、ケニア警察等はこれらを追跡していると報じました。
4.3月30日、ナイロビ市内イスリー地区で爆弾を製造途中であったテロ容疑者が誤爆により死亡し、31日夜間には、同じく同地区の近接した2カ所で爆弾事件が発生し、死傷者が出る事態となりました。
5.4月1日、モンバサ郡モンバサ市近郊において、イスラム教宗教指導者の殺害事件が発生し、同日夜間、同宗教指導者を支持する暴徒化した若者らによる抗議・道路の封鎖行為が行われ、警察部隊との衝突が発生しました。 殺害された宗教指導者は、当局によれば、イスラム過激主義を支持し、若者を過激化させ、若者らをイスラム過激派アル・シャバーブにリクルートしていた人物とされています。
6.以上のことを踏まえ、当地ナイロビの各種機関等は警戒を呼びかける等の措置をとっています。在留邦人の皆様におかれましては、ナイロビ及びモンバサのショッピング・センター等外国人が多く利用する施設を利用する際は下記の対策をとるようにお願いします。特に、ナイロビ市内に所在するショッピング・モール「ジャンクション」を利用する際は、最大限の警戒をお願いします。
○ 昼時など混雑する時間帯を避ける。
○ 滞在時間を短くする。
○ 正面ゲートでの待ち合わせや付近のカフェ等の利用を避ける。
○ 周囲の状況に注意を払い、覆面やターバン姿などの不審者や、放置された荷物や紙袋など不審な状況を察知したら速やかにその場を離れる。
○ 爆発音を聞いたら、直ちにその場に伏せる、机など頑丈な場所に潜り込む。
○ 発生場所に行かない、発生場所から離れる(トラップ爆弾・2次攻撃のおそれ)。
平成26年4月3日
日本大使館
領事・警備班