「アル・シャバーブによる米国等のショッピングモールに対するテロ攻撃警告」に伴う注意喚起

平成27年2月23日
1.2月21日、アル・シャバーブ(AS)は、2013年9月にナイロビ市内で発生したウェストゲート事件に言及し、米国、英国、カナダ等の国内に所在するショッピング・モールを攻撃することを警告しました。ジョンソン米国土安全保障長官は22日、「真剣に受け止めなければならない。」と述べ、米国民に警戒を呼び掛けています。

2.ケニアでは、ナイロビ市内ウェストゲート事件(外国人及び女性・子供を含む多数が犠牲となり67名が死亡・174名負傷)以降も、ASによるものと見られるテロ攻撃が、ナイロビ、モンバサ等沿岸地域、マンデラ郡等北東地域で継続し、これまで多くの死傷者が発生しています。2014年9月にASの最高指導者ゴダネが殺害され、その後、ソマリア政府軍及びアフリカ連合(AU)軍の軍事攻勢や米軍の空爆により、ASは弱体化しているものとされていますが、これまでのテロ未遂事件から見てナイロビ等都市部においても依然として、大規模テロを敢行する能力を有していることが指摘されています。

3.在留邦人の皆様におかれましては、特に欧米系外国人が多数利用する「ジャンクション」、「ビレッジ・マーケット」を始めとするショッピング・モールの利用時は次の注意を今一度お願いします。
○ 昼時など混雑する時間帯を避ける。
○ 滞在時間を短くする。
○ 正面ゲートでの待ち合わせや付近のカフェ等の利用を避ける。
○ 周囲の状況に注意を払い、覆面やターバン姿などの不審者や、放置された荷物や紙袋など不審な状況を察知したら速やかにその場を離れる。
○ 爆発音を聞いたら、直ちにその場に伏せる、机など頑丈な場所に潜り込む。
○ 発生現場に行かない、発生現場から離れる(トラップ爆弾・2次攻撃のおそれ)。


平成27年2月23日
日本大使館
領事・警備班