草の根・人間の安全保障無償資金協力 2011/2012

平成25年2月27日
テープカットをする山田公使とレレ大司教
記念プレートの前で

タイトル

平成23年度 聖テレサ診療所拡張計画 (竣工式)

日付

2013年2月27日

場所

コースト州キリフィ県チョニ郡バンダラ・サラーマ

案件名

聖テレサ診療所拡張計画

供与金額

US$ 111,588

出席者

概要

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2012年2月に贈与契約の署名式を行った聖テレサ診療所拡張計画がこのほど完了し、山田公使が出席した竣工式が盛大に行われました。

 

 本計画は、近隣に適切な出産関連の施設がないために、出産時に様々な問題を抱える地元の女性を支援するための出産病棟及び、夜間緊急時の対応を可能にするための職員宿舎の建設、またトイレの建設や医療機材等の購入を行いました。

 

竣工式ではモンバサ司教区のレレ大司教が新たに建設された施設に祝福を与える儀式を執り行った後、山田公使とともに出産病棟のテープカットを行いました。続いて、聖テレサ診療所のメアリー修道士が施設内の各部屋を公開し、医療機材の使用目的等についての説明を行いました。

 

地元住民による伝統ダンスが披露された後、来賓からのスピーチでは、メアリー修道士が診療所を代表して、日本からの支援に対し謝辞を述べました。また地元住民の代表としてスピーチした女性は、自身が第一子を妊娠した際には近くに出産施設がなかったため、30km先の病院へ向かう途中の道路脇で出産した経験から、本計画が地元の女性たちにとってどれほど意義深いものかを語り、日本への感謝を伝えました。

 

これに対し山田公使は、本計画が約束どおり1年で完了したことへの賛辞を述べるとともに、その実現のために様々な問題に直面したであろう関係者の労をねぎらいました。また、新たな施設が永く活用されるためには、関係者による継続的な支援が必要であると呼び掛けました。

 

写真

完成した出産病棟の前で披露された伝統ダンス
出産病棟内
分娩室で説明を受ける山田公使
完成した職員宿舎
職員宿舎の一室
出席者を前にスピーチを行う山田公使