草の根・人間の安全保障無償資金協力 2012/2013

平成26年5月27日
校内を視察する森公使
完成した新校舎
タイトル 聖トーマス・アマゴロ女子中等学校拡張計画に対する 草の根・人間の安全保障無償資金の引渡式典
日付 2014年5月27日
場所 ブシア郡 テソ・ノース県 アマゴロ地区 聖トーマス・アマゴロ女子中等学校
案件名 聖トーマス・アマゴロ女子中等学校拡張計画
供与金額 109,898米ドル(8,901,738円)
出席者               合計約1,000名
概要 2013年2月20日に在ケニア日本大使館にて贈与契約の署名式を行った「聖トーマス・アマゴロ女子中等学校拡張計画」がこのほど完了し、ブシア郡にて引渡式典が行われ、森公使が出席しました。
 
本計画は、教室と衛生施設の不足に直面していた聖トーマス・アマゴロ女子中等学校に適切な教育環境を提供することを目的とし、新校舎(1教室及び教職員室)、トイレ棟(エコサントイレ7基、竪穴式トイレ3基)の建設を行いました。また、雨水利用設備を設置し、机などの教育関連資材を整備しました。
 
森公使は会場に到着後、記念の植樹を行い、完成した施設を視察した後、テープカットと銘板の除幕を行いました。式では生徒達による感謝の歌と踊りが披露され、ジョセフィーヌ・オヌンガ副郡政長をはじめ多くの来賓が、日本の支援について謝辞を述べました。
 
これに対し森公使は、スピーチにおいて、本計画が約束どおり1年で完了したことへの賛辞を述べるとともに、その実現のために様々な問題に直面したであろう関係者を労いました。
 
更に本年1月の、アディス・アベバにおける安倍総理のアフリカ政策スピーチの中の「女性に知識を与え、潜在能力を開花させ、その地位を向上させることは、アフリカ社会、アフリカ産業の発展・高度化に、まっすぐつながる道だと信じます。」という一節を紹介し、新しく建てられた校舎等によって改善された環境の中、ここで学ぶ女子生徒達が知識を蓄え、将来の夢に近付く力を付けることを期待している、と締めくくりました。
 

写真

テープカットを行う森公使
除幕された銘板
両国の国旗掲揚
オヌンガ副郡政長によるスピーチ
森公使から学校運営委員会会長への鍵の引渡し
生徒達による感謝の歌と踊り