草の根・人間の安全保障無償資金協力 2013/2014
平成26年11月7日
タイトル | 太陽光発電によるロイトキトク県ンカマ地区住民の生活環境改善計画に対する草の根・人間の安全保障無償資金協力案件の引渡し式 |
日付 | 2014年11月7日(金) |
場所 | カジアド郡 ロイトキトク県 ンカマ地区 |
案件名 | 太陽光発電によるロイトキトク県ンカマ地区住民の生活環境改善計画 |
供与金額 | 121,491米ドル (9,962,262円) |
出席者 |
合計約350人
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概要 | 2014年3月に在ケニア日本大使館において贈与契約の署名式を行った「太陽光発電によるロイトキトク県ンカマ地区住民の生活環境改善計画」がこの程完了し、カジアド郡ロイトキトク県ンカマ地区で引渡し式典が行われ、寺田大使が出席しました。 本計画では、コンテナに設置された京セラ株式会社製の太陽光発電システム一式と充電設備をンカマ地区内の小学校に設置しました。 京セラ株式会社は、日本の太陽光発電製品の代表的な製造会社の一社であり、2011年の東日本大震災の際には、太陽光を用いた電力供給を行い復興に貢献しました。 同地区は、電力の各戸導入に困窮しており、そのため、各家庭の多くでは灯油ランプを使用していますが、目や呼吸器に深刻な障害が生じやすいほか、灯油の購入に対しても支出は大きく家計費を圧迫しています。本件の導入により、夜間の家庭学習が安全で環境にやさしい明かりの下で行われることにより、児童達の成績の向上が期待されます。 京セラ株式会社・アジア地域統括担当の北村氏は、同社のソーラー技術が夜間用のソーラーランプや携帯電話の充電を可能にし、ンカマ地区の住民の方々の生活向上に、今後20年以上にわたり貢献できると述べました。 京セラ株式会社製の太陽光発電システムの導入を通じて、ンカマ地区の教育水準の向上および住民の生活が大きく改善されます。 式典の初めに、寺田大使とカジアド郡キクア郡政副長官は、学校内に設置されたソーラー発電装置により電気がついた学校施設の視察を行いました。その後、サウス・マウント・ンカマ・アカデミーの児童達による歌や踊りに続いて、キクア郡政副長官および地方自治体関係者をはじめとする来賓の方々のスピーチが行われ、日本の支援についての謝辞が述べられました。 これに対し寺田大使は、本プロジェクトが成功裏に終わった事に対して、同団体と京セラ株式会社対してお祝いの言葉を述べました。また、我が国の安倍総理がエチオピア来訪時に述べた“日本と、日本企業と深く付き合ってくだされば、アフリカが、その本来備わる力をテコに伸びていくことが、きっと容易になります。未来への、確かな種子を手にできると信じます。”とのスピーチに触れ、日本の太陽光発電の代表企業である京セラ株式会社と共に行った本プロジェクトを通じて、地域の児童や住民の方々の生活向上が行われ、今後さらに、日本とケニアのビジネス機会が高まることを期待していると述べました。 |