対ケニア無償資金協力「ナイロビ西部環状道路建設計画(約25.42億円)」の完成式

平成25年12月10日
12月10日、ナイロビ市内において対ケニア一般プロジェクト無償「ナイロビ西部環状道路建設計画」の完成式が行われ、当館から寺田達志大使が出席しました。
 
式典にはケニア政府から、事業開始時の大統領でもあったキバキ前大統領、カマウ運輸・インフラ長官、キデロ・ナイロビ郡知事を始め、関係各省庁のハイレベルが多数出席するとともに、翌日には現地各紙において大きく報道されるなど、ケニア側の本プロジェクトに対する評価の高さと感謝の気持ちが伝わってきました。
 
寺田大使はスピーチの中で、本プロジェクトのコンサルタントである片平エンジニアリング・インターナショナルと施工会社のNIPPOが「質」を非常に重視し、工期延長することになっても妥協せずに最後まで完成度の高い工事をやり遂げたことを強調するとともに、ケニア側負担の照明灯と信号機設置がまだ未実施であることに触れ、早期の実施を呼びかけました。
 
キバキ前大統領からは、日本企業によるきめ細やかな配慮の行き届いた道路建設に対して賛辞が述べられるとともに、改めて日本からの協力に対して深い感謝の意が表明されました。また、無謀運転や飲酒運転により現在急増している交通事故に関して、ユーモアも交えつつ、これらの行為は断固として排除しなければならない旨国民に対して呼びかけていました。
テープカット
記念碑の除幕
寺田大使のスピーチ
キバキ前大統領のスピーチ