治安情報(カード詐欺,M-PESA詐欺,ストリート・チルドレンへの対応)
平成23年2月8日
1.カード詐欺
(1)在留邦人もよく利用する,最近オープンしたウエストランド地区のレストランで,ある在留邦人がカード詐欺(スキミング被害)に遭いました。犯行の数日後,カード会社から身に覚えのないパソコン,貴金属などの購入について問い合わせがあり,発覚しました。
(2)手口
ア 支払時にカードを預かり,レジの奥の部屋にカードを持ち込む。
イ 初めのカードが読み込めなかったとして,別のカードを要求する。
(3)注意事項
レストランでのカードの支払いは,カードを利用者の目の届かないところで悪用される可能性もあるので,可能な限り現金で支払いましょう。やむなくカードを使用する場合は,自分でレジに行きカードの適正な使用が確認できるようにしましょう。
2.M-PESA(携帯電話による送金システム)の被害
(1)邦人がM-PESAによる振り込め詐欺の被害に遭いました。M-PESAは携帯電話番号を使用して,携帯電話間でお金を送金するシステムです。M-PESAをご利用の方は,以下の犯罪にご注意下さい。(2)手口
ア 携帯電話に,M-PESAで送金を受けた場合と同じ文の偽SMSメールが届く。
イ 送金者に心当たりが無いので,メッセージに対し返信すると,「間違って送金したので,M-PESAで返金して欲しい」と依頼される。
(3)注意事項
ア M-PESAで間違って送金した場合,受信者が引き出す前であれば,M-PESA担当(番号234)に電話すれば送金取り消しができます。したがって,送金取り消しは送信者が自分でできるため,万が一、それが本物の間違い送信であった場合でも受信者が送信者に対してM-PESAを使って返金に応じる必要はありません。
イ 偽M-PESAメールの見分け方
(ア)送り主:本物=「M-PESA」,偽者=「電話番号」
(イ)残額Balanceの記述:本物=あり,偽者=なし
3.ストリート・チルドレンへの対応
(1)日中,ある在留邦人の車がナクマット・プレステージ近くの人通りの少ない狭い道を徐行中,子供が近づいてきて,ドアをたたき,ドアを開けて車に乗り込もうとしました。幸い,邦人の車はロックがかかっていたので,乗り込まれることはありませんでした。(2)ストリート・チルドレンに対しては無視して通り過ぎるのが重要です。また,走行中は必ずドアにロックをかけ,窓を閉めて走行しましょう。
平成23年2月8日
在ケニア日本国大使館
領事・警備班