草の根・人間の安全保障無償資金協力 「マリンディ・コミュニティ・ヘルスケアセンター建設計画」に対する草の根・人間の安全保障無償資金協力案件の起工式典
平成28年2月25日
タイトル | 「マリンディ・コミュニティ・ヘルスケアセンター建設計画」に対する草の根・人間の安全保障無償資金協力案件の起工式典 |
日付 | 2016年2月25日 |
場所 | キリフィ郡 マリンディ県 シェラ地区 ミラノ村 |
案件名 | マリンディ・コミュニティ・ヘルスケアセンター建設計画 |
供与金額 | 90,906 米ドル |
出席者 |
合計約350人
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概要 | 2016年2月4日に在ケニア日本大使館にて贈与契約の署名式を行った「マリンディ・コミュニティ・ヘルスケアセンター建設計画」の起工式典がキリフィ郡マリンディ県ミラノ村において行われ、寺田大使及びキリフィ郡関係者が出席しました。 本計画では、地域の健康促進のためにヘルスセンターを建設し、需要の高い血液検査に対応するため、正確かつ高速な血液検査を安全に行うことが可能な、日本光電社製の血液検査器を含む医療器材を設置します。 このようなわが国の協力を通じてマリンディ・コミュニティ・ヘルスケアセンターは、母子保健の向上と地域全体の医療促進に貢献する事が期待されています。 寺田大使が会場に到着後、児童達や住民グループによる感謝の思いを込めた歌や踊りで式典が始まり、それに続き、関係者をはじめとする来賓の方々のスピーチが行われ、日本の協力がキリフィ郡に届いた事への謝辞に加えて、プロジェクトの成功に向けて、進捗状況を見守っていく事が約束されました。その後、鍬入れと記念植樹及びケーキカットを行いました。 キリフィ郡保健省代表ビラル・モヨザ氏は、同郡に対する日本政府及び日本国民からの寛大な支援に対して心からの感謝を述べました。また、被供与団体のプロジェクト実施責任者から、住民が新たに建設されるヘルスセンターにおいて医療を受けることは、地域全体の健康促進のために重要である事を住民に伝えました。 これに対し寺田大使は、同団体が多くの申請案件の中から選ばれ、本日プロジェクトに着手したことへの賛辞を述べるとともに、日本とケニアのこれまでの友好関係について説明し、ケニアは、サブサハラ地域において日本ODAの最大の享受国であることを述べました。さらに“健康と医療” の促進は、日本政府の対アフリカ政策の重要政策の一つであると述べました。 さらに、第六回TICAD(アフリカ開発会議)が、今年初めて日本を離れ、8月27日・28日にアフリカの地・ケニア/ナイロビで開催されることに言及し、TICADが日本とアフリカの関係を更に強固にする歴史的な意義を持つことを述べました。 当日は、起工式典に併せて“ケニア沿岸地域における日本の開発協力”を紹介するメディアツアーが行われ、報道機関代表12名も式典に参加し、関係者にとって日本の協力を知る機会となりました。 |