草の根・人間の安全保障無償資金協力 (「聖アンナ女子小学校寮拡張計画」に対する草の根・人間の安全保障無償資金協力の起工式典)
平成28年5月20日
タイトル | 「聖アンナ女子小学校寮拡張計画」に対する 草の根・人間の安全保障無償資金協力の起工式典 |
日付 | 2016年5月20日 |
場所 | カカメガ郡 ムミアス県 ムミアス中央地区 |
案件名 | 聖アンナ女子小学校寮拡張計画 |
供与金額 | 85,321米ドル (9,385,310円) |
出席者 |
合計約2,000名
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概要 | 2016年5月20日に「聖アンナ女子小学校寮拡張計画」の起工式典がカカメガ郡ムミアス県ムミアス中央地区で行われ、森美樹夫臨時代理大使及びカカメガ郡政府関係者が出席しました。 本案件では、聖アンナ女子小学校へ85,321米ドル (9,385,310円)が供与され、 児童の寮生活環境の改善を目的として女子寮2棟を建設する予定です。 同校は1938年にカトリック教会の支援によって設立され、優秀な女子児童を多数輩出してきました。現在使用されている寮は老朽化が進み、計750名の児童が押し込められている状態です。寮生活環境を改善することによって、児童の学力の向上が期待できます。 式典出席の前、森臨時代理大使はカカメガ郡フィリップ・クティマ副知事を表敬訪問しました。クティマ副知事は、カカメガ郡における草の根・人間の安全保障無償資金協力やJICAのプロジェクトを通した日本国政府の支援に対して謝辞を述べられました。 起工式典は児童による伝統的な踊りで始まり、それに続く来賓のスピーチでは、日本国政府及び日本国民の支援に対する謝辞に加えて、プロジェクトの成功に向けて進行を見守っていくことが約束されました。 森臨時代理大使は、本案件が多くの応募の中から選ばれたことへの祝辞を述べました。また、人間の安全保障を推進するために不可欠な分野として、日本のODAが教育における支援を重視してきたことに言及し、ケニアで実施されているJICAの教育プロジェクトを紹介すると共に、カカメガ未成年者拘置所で活動する青年海外協力隊員の山本康夫さんを紹介しました。 最後に、第6回TICAD(アフリカ開発会議)が今年8月に初めてアフリカの地、ケニアで開催されることに言及し、TICADが日本とアフリカの関係をさらに強固にする歴史的な意義を持つことを述べました。 |