草の根・人間の安全保障無償資金協力 (「JOYWO 女性の経済的自立支援・教育センター建設計画」に対する草の根・人間の安全保障無償資金協力の起工式典)
平成28年5月31日
タイトル | 「JOYWO 女性の経済的自立支援・教育センター建設計画」に対する 草の根・人間の安全保障無償資金協力の起工式典 |
日付 | 2016年5月31日 |
場所 | ウアシンギシュ郡 エルドレット県 カプセレット地区 |
案件名 | JOYWO 女性の経済的自立支援・教育センター建設計画 |
供与金額 | 119,490米ドル (13,089,450円) |
出席者 |
合計約500名
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概要 | 2016年5月31日に「JOYWO 女性の経済的自立支援・教育センター建設計画」の起工式典がウアシンギシュ郡エルドレット県カプセレット地区で行われ、森美樹夫臨時代理大使、ラエル・ルト副大統領夫人及びウアシンギシュ郡ダニエル・チェムノ副知事が出席しました。 本案件では、喜びあふるる女性機構(以下JOYWO)へ119,490米ドル(13,089,450円)が供与され、託児所を含む女性の経済的自立支援・教育センターの建設及びセンター内の家具や機材の設置に使用されます。農業及び経営の知識や技術を得るための教育施設を建設することによって、地域女性5,000名の経済的自立が期待できます。 起工式典は女性グループのメンバーによる踊りで始まり、それに続いて、来賓のスピーチが行われました。ウアシンギシュ郡ダニエル・チェムノ副知事は、日本国政府の同郡への支援に対する謝辞を述べ、今後も女性の経済的自立を支援していくことを約束しました。 ラエル・ルト副大統領夫人は、日本国政府及び日本国民へ対する謝辞に加えて、「2009年にウアシンギシュ郡の農村の木の下で60名の女性メンバーにより発足したJOYWOは、現在43郡に拠点を置き、220,000名以上のメンバーが活動をしています。JOYWOの活動によって、女性メンバーの生活は大きく変わりました」と述べると共に本案件の成功を祈願されました。 森美樹夫臨時代理大使は、本案件が多くの応募の中から選ばれたことへの祝辞を述べました。また、日本のODAの柱の一つとして女性の経済的自立に対する支援を重視していることに言及し、ケニアで実施されていたJICAの女性の経済的自立支援に関するプロジェクトを紹介しました。さらに、エルドレットにて豊田通商株式会社が建設中の肥料工場に触れ、今後女性が多くを占める小規模農家の生産性の向上が期待できると述べました。 最後に、第6回TICAD(アフリカ開発会議)が今年8月に初めてアフリカの地、ケニアで開催されることに言及し、TICADが日本とアフリカの関係をさらに強固にする歴史的な意義を持つことを述べました。 |