草の根・人間の安全保障無償資金協力
平成28年11月10日
関係者との集合写真 |
タイトル | 平成28年度 草の根・人間の安全保障無償資金協力4案件の贈与契約署名式開催 | ||||||||||||||||||||
日付 | 2016年11月10日 | ||||||||||||||||||||
場所 | 在ケニア日本大使館 | ||||||||||||||||||||
案件名/ 供与金額 |
1.ングワニ砂ダム及び歩道橋建設計画(92,416米ドル) 2. ライキピア北部県における小学校6校教育環境改善計画(92,945米ドル) 3.ガダモジ中等学校における質の高い女子教育普及計画(78,566米ドル) 4.ボンドタウンシップ小学校教育環境改善計画(91,776米ドル) |
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出席者 | - 在ケニア日本国大使館 植澤利次大使 - 被供与団体関係者 - 外部監査人 |
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概要 | 平成28年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件に関する贈与契約署名式が、11月10日、在ケニア日本国大使館において行われ、植澤大使と被供与団体の代表者が贈与契約を締結しました。4案件の合計供与額は、355,700米ドル(約4,268万円)です。贈与契約が行われた案件の分野と内容は、以下のとおりです。 被供与団体代表者からは、案件の説明及び地域住民への裨益効果、日本政府に対する謝辞が述べられました。
1.ングワニ砂ダム及び歩道橋建設計画 (ウェンド自助グループ) ウェンド自助グループは、ングワニ川において砂ダムと歩道橋を建設するために92,416米ドルの供与を受けました。年間を通じて清潔な飲み水を供給し、川の水位が上昇する雨季の間も地域住民が川を渡れるように歩道橋を建設します。川の水位が上昇すると、川の内外に住む住民は、川の反対側にある市場・学校・診療所・教会への行き来ができないことがあります。また、乾季の間は、水不足に陥り往復約20kmかけて生活用水を汲みに行くこともあります。したがって、これらの問題を解決するために本件を実施します。 2.ライキピア北部県における小学校6校教育環境改善計画 (アフリカ教育財団) アフリカ教育財団は、ライキピア北部県の小学校6校で合計2,300名の小学生の教育環境を改善するために92,945米ドルの供与を受けました。ライキピア北部県の児童が安全な教室や机で学習でき、清潔なトイレを使えるように教室5室の建設、教室4室の改修、トイレ27基、机310台が供与されます。 3.ガダモジ中等学校における質の高い女子教育普及計画(サク信用機構) サク信用機構は、ガダモジ中等学校における女子教育を普及させるために女子寮を建設します。本案件を通じて、マルサビット郡に居住する女子の中等学校への進学率を上げるとともに教育水準の向上を目指します。供与金は、女子寮の建設及びベッドやマットレスの購入に充てられ、合計64名の女子生徒が裨益します。 4.ボンドタウンシップ小学校教育環境改善計画(ボンドタウンシップ小学校) ボンドタウンシップ小学校は、教室9室の建設、貯水タンク1基、フェンス、机100台を設置するために、91,776米ドルの供与を受けました。HIV/AIDSの感染率が高い地域で451名の児童の出席率や教育水準の向上を目的に本案件を実施します。 植澤大使は被供与団体に対し、900件以上の応募の中から本案件が選ばれたことに対する祝辞を述べ、案件が計画的に進むように期待している旨、伝えました。 4案件の完成期限は、2017年11月です。 |