各種詐欺事案の発生及び犯罪の悪質化・巧妙化傾向に対する注意喚起
令和2年6月19日
● 依然として、ケニア国内において、各種詐欺事案(M-pesaを経由した振り込め詐欺及び金取引詐欺等)の発生が散見されています。
● また、ナイロビ市内で発生した強盗事案では、車両の故障による路上での立ち往生を装った犯人グループが、手助けのため接近してきた人を標的にして金品を強奪するという悪質な手口も報じられています。
《関連報道》
https://citizentv.co.ke/news/two-suspects-arrested-on-southern-bypass-for-posing-as-stranded-motorists-then-robbing-people-335282/
● 今後も、新型コロナウイルス感染拡大にともなう失業者増加等を背景として、犯罪発生件数の増加と併せ、犯罪の悪質化・巧妙化傾向が継続するものと予想されます。
● 在留邦人及び渡航者の皆様におかれては、こうした現状を職場や家庭で共有して頂き、状況に応じて適切な対応(冷静かつ毅然とした対応、命を最優先にする対応等)を心がけていただくよう、お願いいたします。
1.各種詐欺の特徴と対策
(1)M-pesaを経由した振り込め詐欺
《主な特徴》
○ 「誤って送金した」等申し出て返金を請求する手口や「キャンペーンで1、000シリング当選した」旨を伝達し、当選金の受け取り方法について説明する名目で、言葉巧みに入金の具体的方法ついて指示を出すもの等がある。
○ また、複数の犯人が連携し、興奮した様子や懇願する様子で連続的に電話をかけるなど、劇場型と呼ばれる巧妙な手法も報告されている。
《対策》
○ 登録のない電話に出る場合は、「詐欺」の可能性があるものとして、はじめから十分に警戒して下さい。
○ 心当たりのない電話を受けた場合には、毅然とした態度で臨み、決して要求に応じないようにして下さい。
(2)金取引詐欺
《主な特徴》
○ 売り手が金のサンプルと称して現物の一部を買い手側に面前で示し、信用させた上で、売買契約を交わさせ、前金を払わせるものがある。
○ また、商品受け渡しの段階で、偽の金を手交する手口もある。
○ 標的にされるのは、当地事情をあまり知らない外国人ビジネスマンが多い。
○ 被害額が極めて高額となり、国境を越えた犯罪組織が背後にいるものとされ、被害回復が極めて困難である。
○ 治安関係者によれば、当局の取締りの効果により、本年に入ってからの被害件数は減少しているとされるが、依然として被害報告が散見されている。
《対策》
○ 「儲かる」と思える話があっても、まずは冷静な判断が不可欠です。
○ ケニア政府のガイドライン「Public Notice: Notice to the Nation in regard to Gold trade」を参照願います。
https://www.petroleumandmining.go.ke/wp-content/uploads/2019/05/gold.pdf
(3)その他商取引
《事案》
上記の代表的な詐欺のほかに、過去に以下のような事案も報告されています。
○ 商取引における債務不履行を契機として、知人に相談したところ、捜査関係者や弁護士と称する関係者が次々と周囲に現れ、「そもそも正規の手続きを踏まない違法取引である」旨指摘されるなどして、仲介料や保釈金等を名目に、多額の現金を請求された。
○ 空港で声をかけられて、サファリーに申し込んだが、約束の日にツアー会社が現れず、ツアーの催行もされなかった。
《参考》
以下、ケニアに特化した事案ではありませんが,ご参考にしてください。
広域情報「国際的詐欺事件に対する注意喚起」 https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2018C065.html
海外邦人事件簿「おいしいメールと国際詐欺」https://www.anzen.mofa.go.jp/jikenbo/jikenbo47.html
海外邦人事件簿「メール版「助けて詐欺」https://www.anzen.mofa.go.jp/jikenbo/jikenbo67.html
2 強盗被害の防止に向けて
○ 時間を問わず、徒歩での移動は可能な限り避ける。
○ 銀行等に立ち寄った後は周囲に注意する。
○ 人通りの少ない場所、不審な集団がいるような路上への接近は絶対避ける。
○ 万が一強盗に遭っても抵抗しない(犯人は拳銃、ナイフ等の凶器を所持している場合がほとんどです)。
【お知らせ】
※ 在ケニア日本国大使館領事警備班では、大使館からの情報をいち早く入手していただくため、「緊急情報配信用ツイッター」を開設しています。是非この機会にフォローして下さい。以下のURLから簡単にアクセス出来ます。
https://twitter.com/JapanEmbKE_EMR
※ 「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願いします。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/detete
令和2年6月19日
在ケニア日本国大使館
● また、ナイロビ市内で発生した強盗事案では、車両の故障による路上での立ち往生を装った犯人グループが、手助けのため接近してきた人を標的にして金品を強奪するという悪質な手口も報じられています。
《関連報道》
https://citizentv.co.ke/news/two-suspects-arrested-on-southern-bypass-for-posing-as-stranded-motorists-then-robbing-people-335282/
● 今後も、新型コロナウイルス感染拡大にともなう失業者増加等を背景として、犯罪発生件数の増加と併せ、犯罪の悪質化・巧妙化傾向が継続するものと予想されます。
● 在留邦人及び渡航者の皆様におかれては、こうした現状を職場や家庭で共有して頂き、状況に応じて適切な対応(冷静かつ毅然とした対応、命を最優先にする対応等)を心がけていただくよう、お願いいたします。
1.各種詐欺の特徴と対策
(1)M-pesaを経由した振り込め詐欺
《主な特徴》
○ 「誤って送金した」等申し出て返金を請求する手口や「キャンペーンで1、000シリング当選した」旨を伝達し、当選金の受け取り方法について説明する名目で、言葉巧みに入金の具体的方法ついて指示を出すもの等がある。
○ また、複数の犯人が連携し、興奮した様子や懇願する様子で連続的に電話をかけるなど、劇場型と呼ばれる巧妙な手法も報告されている。
《対策》
○ 登録のない電話に出る場合は、「詐欺」の可能性があるものとして、はじめから十分に警戒して下さい。
○ 心当たりのない電話を受けた場合には、毅然とした態度で臨み、決して要求に応じないようにして下さい。
(2)金取引詐欺
《主な特徴》
○ 売り手が金のサンプルと称して現物の一部を買い手側に面前で示し、信用させた上で、売買契約を交わさせ、前金を払わせるものがある。
○ また、商品受け渡しの段階で、偽の金を手交する手口もある。
○ 標的にされるのは、当地事情をあまり知らない外国人ビジネスマンが多い。
○ 被害額が極めて高額となり、国境を越えた犯罪組織が背後にいるものとされ、被害回復が極めて困難である。
○ 治安関係者によれば、当局の取締りの効果により、本年に入ってからの被害件数は減少しているとされるが、依然として被害報告が散見されている。
《対策》
○ 「儲かる」と思える話があっても、まずは冷静な判断が不可欠です。
○ ケニア政府のガイドライン「Public Notice: Notice to the Nation in regard to Gold trade」を参照願います。
https://www.petroleumandmining.go.ke/wp-content/uploads/2019/05/gold.pdf
(3)その他商取引
《事案》
上記の代表的な詐欺のほかに、過去に以下のような事案も報告されています。
○ 商取引における債務不履行を契機として、知人に相談したところ、捜査関係者や弁護士と称する関係者が次々と周囲に現れ、「そもそも正規の手続きを踏まない違法取引である」旨指摘されるなどして、仲介料や保釈金等を名目に、多額の現金を請求された。
○ 空港で声をかけられて、サファリーに申し込んだが、約束の日にツアー会社が現れず、ツアーの催行もされなかった。
《参考》
以下、ケニアに特化した事案ではありませんが,ご参考にしてください。
広域情報「国際的詐欺事件に対する注意喚起」 https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2018C065.html
海外邦人事件簿「おいしいメールと国際詐欺」https://www.anzen.mofa.go.jp/jikenbo/jikenbo47.html
海外邦人事件簿「メール版「助けて詐欺」https://www.anzen.mofa.go.jp/jikenbo/jikenbo67.html
2 強盗被害の防止に向けて
○ 時間を問わず、徒歩での移動は可能な限り避ける。
○ 銀行等に立ち寄った後は周囲に注意する。
○ 人通りの少ない場所、不審な集団がいるような路上への接近は絶対避ける。
○ 万が一強盗に遭っても抵抗しない(犯人は拳銃、ナイフ等の凶器を所持している場合がほとんどです)。
【お知らせ】
※ 在ケニア日本国大使館領事警備班では、大使館からの情報をいち早く入手していただくため、「緊急情報配信用ツイッター」を開設しています。是非この機会にフォローして下さい。以下のURLから簡単にアクセス出来ます。
https://twitter.com/JapanEmbKE_EMR
※ 「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願いします。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/detete
令和2年6月19日
在ケニア日本国大使館