令和元年度補正予算「ケニアにおける包括的な新型コロナウイルス感染症への対応及び社会・経済的影響に対する支援」による、UNDPを通じた防疫対策ロボットの引渡式

令和3年1月22日
     

  2021年1月22日、日本政府からの財政支援を受けたUNDPのプロジェクトにより、3台の防疫対策ロボットがケニア政府に引き渡されました。今回のプロジェクトは、日本政府が2億4000万ケニアシリングを供与した「ケニアにおける包括的な新型コロナウイルス感染症への対応及び社会・経済的影響に対する支援」の一部として実施されたものです。
 
今次プロジェクトは、日本政府によるケニア政府に対する新型コロナウイルス対策の一環であり、これまで日本政府は、保健分野のみならず広く社会経済分野のキャパシティビルディングを含む支援を実施してきました。この中には、KEMRIへの5万回分のPCR検査キットの供与、病院施設への医療機器の提供及び配電設備整備等が含まれます。日本政府からケニア政府へのこれまでの新型コロナ関連支援は、総額100億ケニアシリングにのぼります。
 
22日に行われた式典では、堀江良一駐ケニア日本大使からムタヒ・カグウェ保健長官に、Tumaini (希望)、 Jasiri (勇気) 及び Shujaa (英雄)と名前のついた、3台のロボットが引き渡されました。これらのロボットは、ジョモ・ケニヤッタ国際空港、ケニヤッタ国立病院及びムバガティ病院に配備され、最前線で新型コロナウイルスと戦う医療関係者を補助します。
 
本年1月に茂木外務大臣がナイロビを訪問した際に述べたとおり、日本はケニアの対等なパートナーとして、政治・経済を含む多方面において、ケニアのコロナ対策を今後も支援していきます。