イスラム過激派テロ組織によるテロの脅威に関する注意喚起

令和4年8月30日
●8月27日、ソマリアを主な活動拠点とするイスラム過激派テロ組織アル・シャバーブ(AS)は、ケニア総選挙について言及し、ケニア国内でテロを継続する旨の声明を発表しました。
●最新の治安情報の入手に努め、テロの標的になりやすい場所を避けるとともに、安全確保に十分注意を払ってください。
 
1 報道等によれば、8月27日、ASは、ケニア総選挙について言及し、ケニア政府が2011年以降ソマリアに派遣中のケニア国防軍がソマリアから撤退しない限り、ケニア国内でテロを継続する旨の声明を発表しました。
 
2 現時点で、具体的なテロの脅威に関する情報には接していませんが、ASはケニアにおいて、2013年9月のナイロビ・ウエストゲートショッピングモール襲撃テロ事件(約70名が死亡)、2015年4月のガリッサ大学襲撃テロ事件(約150名が死亡)、2019年1月のナイロビ・ホテルDusit:D2襲撃テロ事件(約20名が死亡)等の大規模テロを引き起こしており、2022年に入ってからも、多数のテロをケニア国内で実行してきています。
 
3 つきましては、「ここは日本ではない」という意識を持ち、テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう、以下のテロ対策をお願いします。
(1)最新の治安情報の入手に努める。
(2)レストラン、ホテル、ショッピングモール、スーパーマーケット、ナイトクラブ、観光地、観光施設、観光地周辺の道路、スポーツ競技場、記念日・祝祭日のイベント等人が多く集まる施設、公共交通機関、米国等西側公館等がテロの標的となりやすいことを十分認識する。
(3)常に周囲の状況に注意を払い、騒ぎや急な人だかりなどの不審な状況、不審な物・人物を察知したら、速やかにその場を離れるなど安全確保に十分注意する。
 
4 なお、ケニア大統領選挙に関し、結果に対し複数の請願が提出されており、最高裁判所による判決が9月6日(火)までに下される見込みです。
こちらにつきましても、ケニア大統領就任式典は、モイ国際競技場(カサラニ・スタジアム)若しくは、ニャヨ競技場で実施される見込みです。治安情報に留意してください。