草の根・人間の安全保障無償資金協力 2014/2015 「青年自立支援のためのミスウニ地区ビニールハウス設置計画」 草の根・人間の安全保障無償資金協力案件引渡式典
平成28年2月3日
タイトル | 「青年自立支援のためのミスウニ地区ビニールハウス設置計画」 草の根・人間の安全保障無償資金協力案件引渡式典 |
日付 | 2016年2月3日(水) |
場所 | マチャコス郡 カティアニ県 ミスウニ地区 |
案件名 | 青年自立支援のためのミスウニ地区ビニールハウス設置計画 |
供与金額 | 80,569米ドル (7,815,193円) |
出席者 |
合計約800人
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概要 |
2015年1月に贈与契約署名式を行った「青年自立支援のためのミスウニ地区ビニールハウス設置計画」がこのほど完了し、マチャコス郡カティアニ県ミスウニにおいて引渡し式が行われ、寺田大使およびマチャコス郡政府関係者が出席しました。 本計画では、ミスウニ地区の若者および住民の生活向上を図るため、ビニールハウス4棟、点滴灌がい装置や給水タワー及びソーラーパネルを設置し、事務所とトイレの建設を行いました。 寺田大使は、式典出席の前にムトゥア・マチャコス郡知事を表敬訪問し、同知事とともに式典会場へ向かい、会場に到着後、完成したトマト栽培のグリーンハウスや屋外栽培の野菜を関係者らとともに視察しました。 続いて、ミスウニ地域の住民や児童による踊りで式典が始まり、それに続き、マチャコス郡関係者をはじめとする来賓のスピーチでは、日本政府及び日本国民からの協力について謝辞が述べられました。 ムトゥア郡知事は、これまでの日本政府及び日本国民からの寛大な支援に対して心からの感謝を述べるとともに、今後もマチャコス郡の発展のために、ビジネスを含む様々な分野において日本政府との協同プロジェクトを希望する旨を述べられました。ミスウニ地区の発展のために尽力しているミスウニ自助開発グループの活動に感謝を述べるとともにマチャコス郡知事のモットーである「迅速な開発」を意味する、“Maendeleo Chap Chap”に触れ、住民の皆さんが日々の生活の中で実行するように奨励しました。 これに対し寺田大使は、プロジェクトが成功裏に終わったことに対して感謝と賛辞の言葉を述べるとともに、マチャコス郡において乾燥フルーツ会社、“Kenya Fruits Solutions Ltd.”を経営する元JICA青年海外協力隊員の山本歩(あゆみ)さんを紹介しました。 また、日本とケニアは、遠く離れた国でありながらも、強い友好関係で結ばれており、同国は、サブ・サハラ地域において最大のODA享受国となることを述べました。また、ケニアにおける農業は6割の雇用率を産み出しており、GDPの2割以上は農業であることを指摘した上で、農業分野の促進は、地方の発展や継続的な雇用創出の鍵であることに言及しました。 さらに、第六回TICAD(アフリカ開発会議)が、今年初めて日本を離れ、アフリカの地・ケニア/ナイロビで開催されることに言及し、TICADが日本とアフリカの関係を更に強固にする歴史的な意義を持つことを述べました。 |