我が国有償資金協力「モンバサ港周辺道路開発計画」に係る式典の実施
平成30年6月14日

6月14日,ケニア共和国モンバサ郡において,我が国有償資金協力「モンバサ港周辺道路開発計画」のパッケージ1にて整備した道路(モンバサ港-ムワチェ-ミリティニ間)の開通式が実施されました。
本式典は,ケニア側からはウフル・ケニヤッタ大統領,ウィリアム・ルト副大統領,ジェームズ・マチャリア運輸インフラ長官,アリ・ハッサン・ジョホ・モンバサ郡知事及びサリム・ムブリャ・クワレ郡知事の出席のもと,開催されました。
植澤利次駐ケニア大使は同式典におけるスピーチの中で,本計画はモンバサの渋滞緩和とケニア国内及び東アフリカ諸国への人,物,サービスの移動の円滑化を図るものであると述べました。

また植澤大使は,日本とケニアがモンバサにおいて,モンバサ港や新ニヤリ橋等をはじめ多くのODA案件で協力してきたことに触れ,日本はケニアとの強固な二国間関係のもと,インフラ整備事業への支援を通じ,ケニア政府が重点政策課題として掲げるBIG 4アジェンダの達成を支援し,ひいてはケニア及び東アフリカの更なる経済成長に貢献していくと強調しました。
本計画は,ドンゴ・クンドゥ・バイパスと呼ばれる幹線道路を建設し,昨今人や物の移動が著しく増加しているモンバサの北岸と南岸を結び,物流を円滑にするものです。本計画は,今回開通した道路の他,ムワチェからツンザ半島を通りドンゴ・クンドゥを結ぶ橋梁2つと高架橋1つを含む道路(パッケージ2)及びドンゴ・クンドゥ-キブンダニ間の道路(パッケージ3)を建設するものです。
事業概要
モンバサ港周辺道路開発計画事業対象
- (パッケージ1)モンバサ港-ムワチェ-ミリティニ間道路(約10km)の建設
- (パッケージ2)ムワチェ-ツンザ-ドンゴ・クンドゥ間の道路、2橋梁及び1高架橋(全約9km)の建設
- (パッケージ3)ドンゴ・クンドゥ-キブンダニ間道路(約7km)の建設
E/N署名日
- 第一期:2012年6月
- 第二期(追加借款):2017年7月
供与限度額
- 第一期:27,691百万円
- 第二期(追加借款):12,466 百万円
当館連絡先:
Japan Information and Cultural Centre, Embassy of JapanPhone: +(254-20) 2898000 Fax: 2898531
Email: jinfocul@nb.mofa.go.jp
プロジェクト地図
プロジェクト地図