草の根・人間の安全保障無償資金協力 (「エスンバ小学校教育環境・衛生改善計画」に対する草の根・人間の安全保障無償資金協力の引渡式典)

平成30年7月30日

歓迎のダンスの出迎えられる片山公使参事官と高島書記官
 

記念植樹

建設した新しい教室を視察する

公使片山公使参事官

エスンバ小学校に建設された教室
 
タイトル 「エスンバ小学校教育・衛生環境改善計画」に対する草の根・人間の安全保障無償資金協力の引渡式典
日付 2018年7月30日
場所 ビヒガ郡 エムハラ県 エブカンガ区 エスンバ村
案件名 エスンバ小学校教育・衛生環境改善計画
供与金額 82,980米ドル (9,127,800円)
出席者
合計約1,000名
概要 2018年7月30日に「エスンバ小学校教育・衛生環境改善計画」の引渡式典がビヒガ郡エムハヤ県ルアンダ区中央ブニョレ区で行われ、片山公使参事官及びビヒガ郡の政府関係者が出席しました。
 
本案件では、エスンバ小学校へ82,980米ドル (9,127,800円)が供与され、児童の教育環境の改善を目的として9教室及びトイレ棟の建設と4教室の改修、児童用机200台、貯水タンク2基の設置を行ないました。
 
1965年に設立した同校は、常設教室 (コンクリート造り) 13室を有していましたが、4教室は老朽化が激しく、保健省から取り壊しを通知されており、またその他の4教室も窓ガラスの一部が割れ、床にも損傷があり使用するのが危険な状態でした。児童が毎年増加していることで教室もトイレもケニア政府の基準を上回る人数で使用されていました。
 
引渡式典は両国の国旗掲揚と子どもたちによる伝統的なダンスの発表で始まり、それに続く来賓のスピーチでは、日本国政府及び日本国民の支援に対する謝辞が述べられました。
 
児童代表のアベル・キプヤター君(7年生)は新しい教室に対する感謝とともに、今後も皆できれいに使用していくことを約束してくれてました。
 
片山公使参事官は、本案件が成功裏に終わったことに対して賛辞の言葉を述べるとともに、日本国政府がケニアにおいて支援してきた教育案件について触れ、これまで学校の建設に加えて人材開発の支援も重視してきたことを述べました。また、今回教育環境を改善したことによって、児童の学力が向上することと将来的に地域の発展に貢献できるようなリーダーが同校から現れることを期待する旨を述べました。
 
スピーチの結びの言葉として、式典参加者全員の健康とご多幸、繁栄を祈念しました。
 
 

式典に集まった児童と保護者

ダンスを披露する児童
 

片山公使参事官によるスピーチ

 

式典に招待された日本からのゲスト

児童に囲まれる高島書記官

ビヒガ郡副知事オコト氏によるスピーチ