モイ国際空港(モンバサ):NEC製空港顔認証システムの引渡し式

令和元年9月30日
9月30日,堀江大使はモンバサ・モイ国際空港において, IOMケニア事務所が実施する平成30年度補正予算案件「ケニア沿岸部とモンバサの主要な国境地点におけるコミュニティの安定化」事業の一つであるNEC製空港顔認証システムの引渡し式に参加されました。
 
モイ国際空港への空港顔認証システムの導入は,同空港の入国管理能力を高め,更に,モンバサ地域の国境管理能力の向上が期待されています。
 
なお,本事業は,IOMケニア事務所が平成27年度補正予算案件を活用し,ジョモ・ケニヤッタ国際空港にNEC製空港顔認証システムを導入したことにより,同空港の入国管理能力向上に貢献したことから,ケニア政府の新たな要請によって実施されました。
 
引渡し式典で,IOM東アフリカ地域事務所モハメド所長は,「最先端のテクノロジーと職員の能力を併せて活用することで,モイ空港の国境管理能力は向上する。また,本事業で計画している顔認証システムの設置,リスクの高い若者への支援及びコミュニティ・ポリシングの普及によって,ケニア国内の治安,社会的一体性及び入国管理体制の強化に役立つことを期待している。」と述べました。また堀江大使は,「国境管理能力の向上は8月末に開催されたTICAD7でも重要な論点の1つとして取り上げられているところ,今般導入した顔認証システムを有効活用し,モイ空港の国境管理能力及び安全性の向上とモンバサ地域の治安向上を期待している。また,NECの技術力は高く,今般導入されたシステムの性能を信頼し,積極的に活用してもらいたい。」と述べました。


モイ国際空港でのリボン・カット


堀江大使によるスピーチ


モハメド所長によるスピーチ