令和4年度日本NGO連携無償資金協力事業に係る贈与契約署名式への 岡庭大使の出席

令和5年3月24日
3月24日、岡庭健大使は、令和4年度日本NGO連携無償資金協力事業に係る贈与契約3件に署名しました。
 
一件目は、NPO法人 難民を助ける会(AAR Japan)による「ケニア共和国トゥルカナ郡カロベイエ難民居住区および受け入れ地域における初等教育の就学継続支援事業」に関する贈与契約(今次供与額:443,563米ドル)です。本事業は、トゥルカナ郡カロベイエ難民居住区および受け入れ地域において、1)学校の施設整備、2)学校と地域の個別支援能力強化、3)児童のレジリエンス強化のための仕組みづくりを通して、初等教育を受ける児童たちの退学防止のための環境を整備し、児童の就学継続に寄与することを目指します。本年度が事業の初年度となります。なお、ケニア政府は、初等教育から中等教育への進学率100%の達成を目指しています。

    二件目は、NPO法人 ピースウィンズジャパンによる「ケニア国トゥルカナ郡カクマ・カロベエイ地区における分散型固形廃棄物管理事業」に関する贈与契約です(今次供与額:643,915米ドル)。本事業は、地域に根ざした分散型廃棄物管理と廃棄物の資源化により、最終固形廃棄物を極力減らすことを目指します。加えて、収集、運搬、分別、資源化のための施設建設や機材供与を通して、管理作業に携わる若者、女性団体の能力強化を目指します。本年度が事業の初年度となります。
 
三件目は、NPO法人 ワールド・ビジョン・ジャパンによる「ホマベイ郡における水・衛生改善事業」に関する贈与契約です(今次供与額:625,816米ドル)。本事業は、水処理施設の建設及び延伸パイプ等による水供給とコミュニティ内の蛇口の設置を通じた飲料水の提供と、衛生施設の整備により、住民への飲料水提供及び衛生環境改善を目指します。本年度が事業の初年度となります。