岡庭大使によるトゥルカナ郡における「ケニア国トゥルカナ郡カクマ・カロベエイ地区 における分散型固形廃棄物管理事業」視察

令和6年2月14日
    2024年2月14日、岡庭大使はトゥルカナ郡の「ケニア国トゥルカナ郡カクマ・カロベエイ地区における分散型固形廃棄物管理事業」を視察しました。 このプロジェクトはNGO連携無償資金協力プロジェクトの枠組みにおいてピースウィンズ・ジャパンにより実施されており、廃棄物の量を減らし、固形廃棄物による人間の健康と環境への影響を軽減することを目指しています。
 
    千葉ピースウィンズ・ジャパンケニア事業代表より岡庭大使に対し、カクマ難民キャンプでは、ゴミの回収が行われておらず、処理するための施設もないため、人々はゴミが散乱した環境や悪臭と隣り合わせで暮らしていること、今日の研修に参加している皆さんは、そのごみを適切に分別、回収して、資源に変えていくための重要な役割をこれから担うこと、日本政府が支援してピースウィンズが皆さんと実施しているこの事業では、カクマがきれいな町になり、人々が健康に暮らしていけるようになることを目指していることにつき説明がありました。
 
    岡庭大使はピースウィンズ・ジャパン関係者及び研修参加者に対し、あなた方が受けている研修が、廃棄物を減らし、リサイクルや再利用をするために今後も役立つことを期待していると述べました。また、岡庭大使は、例えば日本では、廃棄物はできる限りリサイクル、再利用され、利用できない場合は、廃棄物を捨てる土地がないため、高温で焼却されること及び日本や他の先進国では、携帯電話を使い終わると、携帯電話から貴金属を取り出し、新しい携帯電話を作るために再利用していることにつき説明しました。
 

岡庭大使が千葉ピースウィンズ・ジャパンケニア事業代表より、
研修概要等に関する説明を受けている様子


岡庭大使がピースウィンズ関係者及び研修参加者に挨拶をしている様子